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資源から見たマリと日本の関係 アフリカ

以下は 過去ブログ:サハラ砂漠の新国家「Azawad」>国際紛争化 マリ への追記

リンク先を見る2013年1月21日:200名ほどのフランス軍が後方支援する中、マリ軍は21日、イスラム勢力が新たに侵攻した地域を攻撃し、大した反撃もなくDiabaly 、 Doutenzaをイスラム勢力から奪取したと報道された。YOUTUBE映像
し かし、Diabalyにはイスラム勢力を支持するものも多く、予断を許さない。イスラム側は交戦を避け、自分たちの主張する国境ラインまで後退したよう だ。フランス軍は以前のマリ領土奪還が最終目的と言っているので、フランス軍(計画では2500名の地上軍兵士派遣、および空軍支援)、および支援する西アフリカ諸国からの支援部隊(Senegal, Benin Chad and  other West African nations 計画では総数6000名)が、マリの首都バマコなどに終結でき次第、さらなる空陸からの攻撃が開始される可能性があるだろう。

リンク先を見る2013年は、西側が、イスラム過激派と全面対決する年なのかもしれないが、表向きは、西アフリカ連合軍がフランスなどの支援で攻撃するシナリオのようだ。欧州連合The European Union はすでに、5000万ユーロのマリへの経済支援を表明し、米国、カナダ、ベルギー、デンマーク、ドイツも支援している。アルジェリアのガスプラントテロが起きたばかりで、マリ周辺の西アフリカ諸国はイスラム勢力を最大限に警戒している。左のイスラム勢力の写真には、まだ幼い少年兵が映っている。 参照記事

リンク先を見るここで西アフリカ マリの資源国としての重要性も書いておこう。マリ、特にその北部には未開発の天然鉱物資源が豊富にあり、石油、ガスなどはまだ未調査も多いが、豊富に存在するだろうと言われている。マリ北部は現在、イスラム勢力が一方的に「アザワド国」建国を主張し、南北の国境ラインでは戦闘が継続中で、途中経過は先のブログ参照 マリは内陸のため、輸出入の多くはコートジボアール経由が多い。 以下に、マリの鉱物のリストを、まとめた翻訳記事から転載すると、

マリの天然資源Mali’s natural resources 参照記事

金:Maliはアフリカで(南ア、ガーナに次ぐ)三番目の金の産出国であり、大規模な採掘が進んでいる。・・・マリでは現在7ヵ所で金採掘を行っている。・・・

ウラン:いくつかの企業がウランの鉱床探査を進めている。ファレアでは5000トンの埋蔵量が予想されている。ガオ地区では200トンが見込まれている。・・・

ダイヤモンド:カイェスでは30のキンバリー岩の鉱脈が発見され、その内8つはダイヤモンドが少量含まれていた。シカッソ地区では8つの小粒のダイヤモンドが採掘された。

宝石類は以下で発見されそう:

ニオロとバフォラベ:ガーネットと珍しい磁性鉱物
ブグニとファレメ盆地:ペグマタイト
ルグルマ:ガーネットと鋼玉
ラドラーデイルフォラ:ペグマタイトとメタモルフォージング・ミネラル
オンボリ・ドゥエンツァ地方:クウォーツと炭酸塩.

鉄、ボーキサイト、マンガン:マリには相当な量が存在しているが採掘されていない。ヂディアン・ケニーバ地区とディアムとバレに200万トンと予想される鉄鉱が存在する。

ボーキサイトはキタ、ケニーバ、バファンに120万トンが埋蔵するとみられる。

バファン・マカナ、トンディビ、タシガでは少量のマンガンが発見されている。

炭酸カルシウム岩:ガンガテリに1000万トン(の予想埋蔵量)。アストロに3000万トン、バー・エル・エリに220万トン。
 
銅:可能性としてバファン・マカンとウアタグナ。
大理石:セランケグニーに1060万トン(の予想埋蔵量)、マタマディバヤに痕跡が確認。
石膏:タウデニトに3500万トン(の予想埋蔵量)、ケレイトに370万トン。
カオリン:ガオ近郊に予想埋蔵量1000万トン。
リン酸塩:タマギレルト近郊に予想埋蔵量1200万トン。その他の4カ所に1000万トン予想。
鉛・ 亜鉛:テサリト近郊に予想埋蔵量1700万トン。
リチウム:ブグニ近郊に予想埋蔵量400万トン。
瀝青:アガモールとアルムストラト近郊に予想埋蔵量8億7000万トン。
褐炭:ブレム近郊に予想埋蔵量1300万トン。
岩塩:ダウデニ近郊に予想埋蔵量5300万トン。
珪藻岩:ドゥナ・ベリ近郊に予想埋蔵量6500万トン。

その他石油探索が継続されている。またヨーロッパ向けの石油パイプラインの戦略的ルートとしての可能性も浮上している。英文記事


リン鉱石、金、ウランなどの鉱物資源が豊富で、中でも、ウランは日本が独占契約を結んでいて日本とも関係が深い参照記事 特に世界3位ともいわれる金採掘に関しては、マリの1960年のフランスからの独立以前から、フランスの世界的な企業 Jacky Plutonが利権で絡んでいることもあり、またG-20世界中央銀行 G-20 central banksもマリの資源開発を支援していることから、とくにフランスは、これ以上イスラム勢力の支配拡大を無視しているわけにはいかないという事情がある。またこの資源の豊富なことが、イスラム勢力、トゥアレグ武装組織(昨年リビアで故カダフィ大佐を支持する勢力に加わり、その後武器を持ってマリに帰国。軍事クーデターに乗じてイスラム過激派がマリ北部を制圧した)が分離独立を急ぐ理由だともいわれている。過去ブログ:西アフリカの反政府抵抗組織 MNLA 参照記事

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