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待機児童問題は学童保育問題へ!今こそ放課後支援が必要

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■放課後の価値

放課後や長期休み(1600時間/年)は、学校にいる時間(1200時間/年)よりも長くあります。そして、自分で過ごし方を決め、好きなことに夢中になったり、社会とつながったり多くの仲間とつながることができる価値があります。

平岩さんの放課後NPOアフタースクールでは、放課後を活用し、子ども達に放課後の活躍の場を提供しています。特徴は、①学校で開催し、②いつでもだれでも受け入れ、③市民先生のプログラムという3つで、毎日500以上の多様なプログラムが開催されているそうです。これらは、すべて設備が整っている学校の空き教室(体育館、理科室、調理室、音楽室、グラウンド等)で開催することで、安全で低コストかつ、質の高いプログラムになっています。

素晴らしい取り組みによって、子どもたちが夢中になる姿にとても感動しました。このように授業では体験できない経験や仲間の存在が自己肯定感の向上にも大きく影響するでしょう。

提供)放課後NPOアフタースクール

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■こども庁で推進すべきこと

共働き家庭を対象とした放課後児童クラブ(厚労省)か、そうでない放課後子ども教室(文科省)かに限らず「好きな友達と一緒に遊びたい」という子どもたちの願いを叶えなければなりません。そして、「子育てと仕事の両立のため」にも小学生の放課後の支援が必要です。

2018年に『新放課後子ども総合プラン』が示されたことで、国としては学校活用の方向性は明確にでているものの「学校は先生のもの」という占有意識が強く、学校や、教育委員会は放課後の学校活用に消極的です。現場が動かない理由は予算不足も大きな要因で、そこは政治が変えていかなくてはいけません。一元的な組織をもって予算を獲得し、縦割りを排して学校活用を徹底させる政策を推進、運営力のある組織の育成をする体制が必要です。

今後も「こども庁」の議論の中で、重要な取り組みのひとつとして、外遊び、放課後の過ごし方を取り上げていきます。そして、DBS やCDRしかり他省庁にまたがる子ども施策を、現場と連携しながらしっかりと前に進めて参ります!

提供)放課後NPOアフタースクール

写真)冒頭の挨拶をする私(山田太郎)、共同事務局を務める自見はなこ参議院議員(左)

[1] 日本青少年研究所「高校生調査」

[2] ユニセフ「子どもの幸福度調査」2020

[3] 明石要一他「児童の放課後活動の国際比較」2012

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