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iPS細胞の研究加速

ここが知りたいQ&A
民間投資の喚起につながる医療分野の技術革新へ

世界的な開発競争の中にある「iPS細胞を利用した再生医療」の実用化に向け、研究施設を整備

Q 今年度補正予算案に盛り込まれた緊急経済対策に人工多能性幹細胞(iPS細胞)の研究加速が入った理由は?

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A iPS細胞の研究が医療分野の技術革新をもたらすことが確実だからです。

この技術革新をいち早く医療産業に応用するために現在、世界的な開発競争が展開されています。iPS細胞を作製したのは山中伸弥京大教授で、昨年12月にノーベル医学・生理学賞を受賞しました。自公政権はiPS細胞の産業化でも日本が世界に先駆けたいと考えています。

山中教授は昨年10月、公明党の会合で「日本はiPS細胞を使った再生医療で世界トップを走っている。パーキンソン病や眼疾患、心疾患などの分野では、近く臨床研究が始められる段階まできている」と述べ、国のさらなる研究支援を求めていました。公明党は前回の自公政権時代に科学技術振興予算の大幅増額を実現。iPS細胞の研究を後押ししてきました。

緊急経済対策の中には、iPS細胞を用いた再生医療研究を加速するための施設・設備整備と、iPS細胞の自動培養装置の開発加速が入っています。iPS細胞など再生医療研究促進のため、補正予算案は約240億円を計上しています。

Q iPS細胞の応用方法は?

A 山中教授はノーベル賞の受賞記念講演で応用について、「一つ目は、患者さんからiPS細胞を作製し、それを患部の細胞に分化させ、病気を再現することで、病気の解明や薬剤の探索に活用する」「二つ目は、iPS細胞から分化させた細胞で薬の副作用を調べる」「三つ目は、再生医療への応用」――と三つの可能性を紹介しました。

製薬分野に応用すると長期間かかる新薬開発も効率的になり、再生医療に応用すると治療も進歩します。

iPS細胞を用いた再生医療の方法は、例えば神経系の病気の場合、患者さんの皮膚細胞からiPS細胞をつくり、それを神経細胞に変化させます。その神経細胞を患者さんに移植することで、痛んだ神経細胞を再生させます。移植する細胞も元は患者さん自身の細胞なので、拒絶反応も起こりません。

iPS細胞がもたらす技術革新で、民間投資を呼び起こすことが期待されます。

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