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2011年8月12日(金) ベトナムの経済事情

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(三菱重工のハノイ工場で、私の左が工場長。飛行機の一部を作っています。)

中国の次はベトナムともてはやされるようになって久しくなってきましたが、毎年のように来ているハノイは大きく変わりつつあります。

圧倒されるバイクの波は相変わらずで、少し裏通りに入ると昔ながらの風景が見られるハノイですが、次から次へと工業団地が増設されて、私が訪問した日系企業が集中する広大なタンロン工業団地も最近の傾向としてはそれほど大きくないそうで、最近シンガポール企業が開発し、工場が埋まった工業団地は1000haという規模です。

共産主義ではあるものの、市場経済を取り入れて経済を活性化させようとしている政府はあちこちに工業団地を増設していて、昨日会った外務次官からも日本企業専用の工業団地を二カ所作りたいとの申し入れがありました。

彼らからすると、震災で被害を受けた工場の報道を目にして、純粋に日本に協力したいという思いと、このチャンスに日本企業を誘致したいという思いが交錯しているようです。

ありがたい話ではありますが、日本からどんどん企業が流出してしまうと、日本の雇用を確保できない区なりますから、簡単には喜べない話です。

すでにベトナムには1000社を超える日本企業が進出していて、地元の人からは日系企業でぜひ働きたいという要望は強く、これまで募集に困る事は無かったそうです。

その理由は日系企業で働いているとうステータスと給料が地元企業より高い、そして昼食のための食堂など福利厚生が充実しているなどの理由なのです。

確かに、今回訪問した三菱重工の航空機の部品製造工場でも、充実した食堂を社員に提供していて、食糧事情の悪い社員が多い中で、工場食堂での食事は非常に好評で、夜も出すようにしたら残業もいとわないようになったそうですし、簡単に離職する人が多いベトナムで離職率は非常に低いそうです。

ただ、最近は物価上昇率が20%と超インフレになっていて、人件費も急激に高くなっていることや、その賃金を巡ってストライキが頻発していること、そして最近まで人材募集には苦労しなかった日系企業でも従業員募集がいづらくなっている等、ベトナムの経済事情も大きく変化し始めています。

今、新しく国を作り替える途中のベトナムで、我々から見るとびっくりするような光景もありますが、2013年は日本とベトナムとの国交樹立40周年、これから10年、20年後には大きく変わる可能性がありますので、今後も注目です・・・・・!

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