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- 2021年06月18日 08:27
理念のもとに結集したG7-閉幕後に問われるもの - 鈴木 智也
1/21――民主主義国の結束
6月13日、英国コーンウォールで開催された主要7カ国首脳会議(サミット)が閉幕した。サミット開催は、2019年8月以来2年ぶり。昨年は、新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、米国での開催が見送られた。この間、米国、日本、イタリア、欧州連合(EU)の首脳が交代し、国際社会も英国のEU離脱や米中対立の激化などで大きく変化して来た。今回のサミットでは、トランプ前米大統領のもとで不協和音が目立ったG7が、バイデン米大統領のもとで再び結束できるかが問われた。特に注目を集めたのは、専制主義的な動きを強める中国への対応だ。

さらに、民主主義陣営の範囲を広げるため今回のサミットには、中国と対立するインドや豪州、韓国、南アフリカの4ヵ国も招待された[図表1]。招待国も署名した「開かれた社会声明」には、中国を名指しての具体的な言及はなかったが、民主主義や多国間主義などを擁護していくという、各国のコミットメントが盛り込まれた。




