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インドネシア訪問:機中でも協議。日程切り上げて総理はアルジェリア事件の陣頭指揮に

1月18日(木)【インドネシア訪問:機中でも協議。日程切り上げて総理はアルジェリア事件の陣頭指揮に】

 早朝からバンコクのホテルの安倍総理の部屋で総理を囲んで、私、副長官補、秘書官、外務省幹部らでアルジェリア情勢の分析と今後の対応の打ち合わせ。とりあえず次の訪問先であるインドネシアのジャカルタへは向かうが、総理に情報収集等に集中してもらうため、首脳会談前の在留邦人との昼食会や視察日程はキャンセルすることに。

 バンコクの空港へ。
 離陸前の政府専用機内で、同行記者団に対して、安倍総理は昼食会や視察日程をキャンセルし、情報収集に集中することを説明。離陸前、ドアが閉まる前なので記者団は携帯電話で本社に情報を送っていた。

 離陸後、専用機内の総理室に私、副長官補、秘書官、外務省幹部が集まり今後の対応について協議。専用機の電話を使って、安倍総理は菅官房長官、麻生副総理と断続的に連絡。私も加藤官房副長官と連絡。また専用機はFAXも搭載しているので、各種情報がペーパーで入ってくる。
 打ち合わせと電話協議の結果、総理はジャカルタでのユドヨノ大統領との首脳会談と共同記者会見後に予定されていた政策スピーチ、表敬訪問、日ASEAN友好協力40周年レセプション、大統領主催晩さん会等の予定をすべてキャンセルし、予定を大幅に切り上げて東京の首相官邸に戻ることを決断。政策スピーチは非常に充実した、後世に安倍5原則として残る内容を用意していただけに残念。しかし緊急事態だから仕方がない。

 私は同行記者団の搭乗している専用機後部座席に移動し、記者団に首相会談と記者会見以外はすべてキャンセルする大幅な日程変更を通告。飛行中の機内からは記者は本社に連絡できないので、私が加藤副長官に機内から電話連絡し、東京で日程変更をマスコミに告知するように要請。

 同行スタッフも機内からインドネシア側と連絡を取り、日程の短縮を要請。緊急事態なのでインドネシア側も理解を示してくれる。
 これで午前4時には羽田に着陸できることになった。

 安倍総理はその後も機内から官邸と電話連絡を取り続け、官房長官に対し、4時半から長官以下幹部が集まって、これまでの対応について報告することと、午前6時から対策本部を開催するように指示。
 
 昼前にジャカルタに到着。水害の直撃を受けていたが、今日はかなり水が引いている。

 宿舎のホテルへ。到着直後から、安倍総理の部屋に幹部が集まって情報収集と分析。

 安倍総理は記者団にアルジェリアでの事態についてコメント。

 大統領宮殿へ。歓迎式典。

 安倍総理とユドヨノ大統領の首脳会談に同席。まずはレセプションホールでの少人数での会談からスタート。その後サロンに移動しインドネシア側閣僚多数も参加した全体会合へ。
 安倍総理とユドヨノ大統領はアルジェリアでの邦人拘束事件についてかなりの時間を割き、このような行為は断じて許されないし強く非難されるべきとの認識で完全に一致。

 首脳会談終了後、安倍総理とユドヨノ大統領の共同記者会見。NHKが生中継。

 記者会見終了後、空港へ。
 午後7時(日本時間午後9時)に離陸し、一路羽田へ向かう。何か新しい情報が入ったら起こすように秘書官に依頼してしばし睡眠。

 午前4時に羽田に着陸。警護車の先導で首相官邸へ直行。
 そのまま安倍総理とともに総理執務室に入り、菅官房長官、加藤副長官、危機管理監らが集合して、これまでの状況に関して報告。総理からも各種指示。

 午前6時大会議室で対策本部会合。関係閣僚が集合。

 午前7時自民党本部へ。自民党対策本部で加藤副長官とともにこれまでの対応の説明。特に私からは総理が予定を切り上げて帰国した経緯について説明。

 官邸に戻り、菅長官、加藤副長官と打ち合わせ。

 加藤副長官と官邸近くで朝食をとりながら情報交換。

 いったん自宅に帰り、仮眠。

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