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香港民主化の女神、周庭さん釈放

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釈放されたアグネス・チョウ(周庭)さん 2021年6月12日 出典:Anthony Kwan/Getty Images

安倍宏行(Japan In-depth編集長・ジャーナリスト)

【まとめ】

・香港民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)さんが刑期前に出所。

・周氏は今後も国安法による訴追の可能性もあり、沈黙せざるを得ない。

・日本では超党派の議連により、人権問題について議論始まるも成果はまだ。

6月12日午前、収監されていた香港民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)さんが出所した。去年12月、反政府デモなどに関連した罪で禁錮10カ月の実刑判決を受けていたが、刑期前に釈放された。

雨が降る中、朝早い時間から100人以上のメディアや支援者が集まり、午前10時過ぎに刑務所から出てきたバスから降りて来た周氏。支援者によると、「頑張って!」との声が飛ぶ中、周氏はめがねを取ってあたりを見回したという。その後、無言で迎えの車に乗り刑務所を後にした。

▲写真 車に乗り、刑務所を後にする周庭氏(2021年6月12日) 出典:Anthony Kwan/Getty Images

2019年11月の香港区議会選挙で民主派が大躍進した時、現地入りしていたJapan In-depth取材班に投票日翌日、周氏から日本メディアに対して記者会見を行うと連絡が来た。我々は市内から周氏の住む郊外の街へと移動し、インタビューを行った。

民主派の勝利について感想を求められた周氏は、「私たちの活動はまだスタートに立ったに過ぎない。明日にでも、政府はまた権力を乱用して、弾圧などよくないことをするのか、全く予測できない状態だ」とした上で、「確かに今回の結果は、中国政府や香港政府、親中派にも大きなプレッシャーになると思う」と述べた。(参考記事:民主派大勝利、香港区議会選挙

周氏が懸念した通り、当局は民主派への支持が急拡大したことに危機感を強め、国家安全維持法の成立を促進する形になってしまった。結局、同法は2020年6月に成立し、民主派に対する締め付けは強化されることになった。

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