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IPDC@InterBEE2012その2

■IPDC @InterBEE2012その2

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 IPDC。アイピー、データキャスト。
 放送の電波を使って、IPプロトコルという通信技術でデータ配信することです。
 放送と通信の融合。その普及を目指して、「IPDCフォーラム」を立ち上げたのが2009年。
 ①規格化の検討、②使い方の検討、③制度化への要望に取り組んできました。
 http://www.ipdcforum.org/
 ぼくが代表を務め、放送、通信、メーカ、ソフトウェア、広告など会員は40社を超えます。
発足当時のことはここにも書きました。

   http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2009/11/ipdc-1.html   
   http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2009/11/ipdc-2.html
 当時、放送の電波に通信技術を乗せ、ハード・ソフト分離、通信・放送サービス混合、有料・無料コンテンツ混合、なんてことを実現することは、技術的にはできても現実には夢のまた夢。

このため、ユビキタス特区を作れだの、法体系を抜本改正して融合法制を作れだの、そんなことを叫んでいたので、鬼っこ扱いでありました。

 しかし、地デジの全国整備が見えてきて、ブロードバンドの全国化も見えてきて、GoogleやらAppleやらも攻めてきて、事態は急変、特区も法制もどんどん実現し、3年経ってみたら、IPDCにやおら脚光が当たっています。  放送展InterBEE2012では、IPDCフォーラムとしてブースを出しました。放送局主導でマルチスクリーンをコントロールする技術の具体像を示そうとしました。特に大阪の放送局を軸に発足した「マルチスクリーン型放送研究会」(マル研)の成果を展示。12テレビ局、15番組が参加しました。
 その際、シンポも開いて現状報告を致しました。ちょっとこの会場デカすぎるだろう!という場所を幕張メッセに用意したんですが、立錐の余地もないご来場。おやまぁ、ぼくらの認識以上に業界は注目しているんですね。
 実はブラジル・サンパウロ大学のズッフォ教授もお越しいただいていまして、地デジの日本方式を導入したブラジルでIPDCを拡げるビジネスチャンスが見えてきたという話題も効いていたんだと思います。

   ぼくの冒頭あいさつ趣旨を書いておきます。通信放送融合の現状をIPDCという技術から切り取ってみるとこんな感じ、ということで。

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リンク先を見る リンク先を見る  IPDCのメリットは、通信では難しい一斉同報性です。数多くの人に一度にデータや制御コマンドを送れ、耐災害性にも優れ、コンテンツデリバリーのネットワークとしても有望。既存の地デジ設備にそのまま乗っかることができるのが強み。  できることはいろいろあります。mmbiで実用化されているファイル配信(音楽、電子書籍など)、その応用としてサイネージへの動画配信。M2Mと呼ばれる機器への制御情報の配信、一斉同報性を活かした、防災への活用など。もちろん「セカンドスクリーン」にも有望です。

 セカンドスクリーンは世界的にも騒がれています。でも、地デジ化は完了したが、何が変わったか?映像がきれいになった、周波数の利用効率が高まった、それだけでは、新しいビジネスにはなりません。通信と放送の間を「つなぐ」ものがなかったから。

 画面を汚すことなく、つまり既存の広告モデルを壊すことなく、通信と放送をつなぐことが放送側から求められていたわけです。そのためには、放送のタイムラインにあわせて、セカンドデバイス上でのコンテンツの制御をいかに実現するかが重要なカギを握ります。

 映像コンテンツの過半をテレビ業界が押さえている日本では、放送主導でのサービススタイルとビジネスモデルを設計できるかどうかがスマートテレビの行方を左右します。

 現在、音声ウォータマーク、フィンガープリントなど様々な技術が使われています。でも、遅延のない精緻で本格的な同期制御のためには、IPDCが重要でしょう。日本型のセカンドスクリーンには、IPDCが欠かせないと考えています。

 なお、この日本型のスマートテレビの実現のカギはIPDCを受信できる受像機の普及にあります。デバイスです。もちろん、地デジ化したばかりで、テレビ本体の買い替え需要を期待するのは無理があります。この打開策として、地デジのテレビの横に、数千円程度のIPDC受信ルータを試作する試みを行っています。

 メーカーがそうした受信機を積極的に開発していくマーケット形成のために、ISDB-Tを採用する国々が連携することは重要な課題です。そういったマーケット形成は、日本だけで実現できることではありません。

 ISDB-Tを採用するブラジルをはじめとする南米といかに連携できるか。いきなり国際対応が重要課題になっています。ブラジル サンパウロ大学のズッフォ教授に参加いただいているが、これをキッカケに、国際展開に乗り出したいと思います。

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