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【コロナ終息】、1年前と売れ筋が変化!身だしなみ商品が売上増も目覚まし時計のWhy?

■全米で人口が最大となるカリフォルニア州は来月15日、ソーシャル・ディスタンシングなどの新型コロナウイルス対策を解除する。

ワクチン接種の拡大に伴い、施設の収容人員制限の撤廃を含め、経済活動の完全再開に向けて動き出すのだ。

CDC疾病対策センターによると5月25日現在、米国で新型コロナウイルス感染症のワクチン接種(2回分)を受けた人は1.3億人以上に上っている。米国人口の約40%がワクチン接種を終えたことになる。

バーモント州やメイン州、コネチカット州、マサチューセッツ州、ロードアイランド州の5つの州ではすでに人口の半数もしくはそれ以上の人がワクチン接種を終えているのだ。

カリフォルニア州でも41%のワクチン接種率となり、感染率や入院患者数、死者数が大幅に減少している。

そのためカリフォルニアでは規制を徐々に緩和しながら、経済活動を6月半ばに完全に再開する。マスク着用についてはCDCの方針に従うものの、屋内でのマスクの着用が不要になるとしている。

すでに30州以上の州では新型コロナウイルスワクチンの接種を完了していれば、屋外でのマスクの着用義務が解除になっている。

ワクチン接種にコロナ対策の順次的な解除、期待されるパンデミック終息に向け、人々の行動様式が変化している。消費者が購入するものが1年前とは大きく異なってきているのだ。

品切れするほど売れていた商品が売れなくなり、全く売れなくなったモノが再び売れるようになったのだ。

チェーンストア最大手のウォルマートが先週発表した第1四半期(2月〜4月期)決算では、売れ筋カテゴリーにアパレルやホーム用品、アウトドア用品、スポーツ用品などが挙げられた。

傘下のサムズクラブを含めると国内店舗数が5,300店以上となるウォルマートでは市販薬からヘルス&ウエルネス・カテゴリー全体も好調だったのだ。

全米に約1,900店を展開するターゲットの決算発表でもアパレルが60%の伸びとなり、玩具やスポーツ用品も40%の増加となっていた。

老舗デパートメントストアのメイシーズも2月〜4月期の決算では既存店売上高が62.5%の大幅な増加となったのだ。

前年同期は店舗閉鎖に追い込まれ、逆に直近は給付金で消費を押しあげ大幅な増加になった。また外出する機会が増えていることで、アパレルから旅行用品などの需要も堅調となったのだ。

外出が増えたことで身だしなみを整える商品カテゴリーがよく動くようになっていることだ。化粧品や香水、ネイル関連にマスク着用も減少していることでティースホワイトニングが売れている。

日焼け止めのサンスクリーンに制汗剤のデオドラント、さらにはパーティ用品も伸びている。

ウォルマートではバケーション需要が復活し、旅行かばんに水着が売れ、ソーシャル・ディスタンシング撤廃でコンドームさえ売れ筋だ。結婚式も徐々に増えているためか、タイシードも売れているという。

ウォルマートではパーティグッズ売上が約50%の増加となり、旅行かばんは400%の大幅な増加だ。興味深いのはウォルマートで今年4月、前年同月比で2倍も売れている目覚し時計だろう。

広く普及しているスマートフォンのアラーム機能を使わず、わざわざ目覚まし時計を購入しているのだ。

これまでのリモートワークから出社する人が増え、再び朝早く起きなければならないため、スマホのアラームにプラスして目覚し時計を備えているのだろうか?

一方、ウォルマートにあるように食品が若干低迷している。23州に360店を展開するスプラウツ・ファーマーズ・マーケットでは1月〜3月期の既存店ベースが9.8%も落ち込んでしまった。

買いだめ需要で前年同期がバカ売れした反面、外食が徐々に増えていることで直近では食品が振るわないのだ。

食品の低迷は調理器具にも反映している。調査会社ニールセンIQでも、1年前は品切れになっていたベーカリー製品がここ数週間売れていないと報じている。

ホームベーカリーなどベーカリー製品は5月1日までの4週間は前年同期比で35.6%のマイナスなのだ。

非常事態宣言が出された直後、多くのスーパーで消えたトイレットペーパーも最近は売れ行きが20%も落ち込み不調なのだ。

ハンドサニタイザーやクリーニング用品等、パンデミック・フレンドリー商品の売れ行きが鈍っているのも推測できる。

日本でもワクチン接種が拡大すれば(目覚まし時計が急に売れるようになるかどうかはわからないが)同じような売れ筋商品の変化を見ることになるのだ。

トップ画像:老舗デパートメントストアのメイシーズも2月〜4月期の決算では既存店売上高が62.5%の大幅な増加となった。外出する機会が増えていることで、アパレルから旅行用品などの需要も堅調となったのだ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。アメリカではワクチン接種を完了した人が増え、新規感染者数の平均値は1ヶ月近く減少が続いています。若干、副反応にガクブルですが、後藤も来月早々に2回目のワクチン接種です。ワクチン接種を完了しても、すぐには以前のように気軽に外出という気分にはなれません。1年以上の巣ごもりという引きこもり生活に慣れてしまい、外出には依然として慎重になってしまいます。

インドで大爆発している変異種とかあり、まだコロナのリスク要因が残っているので注意深い行動を取ってしまいます。友人と食事に出かけるのは、まだまだ先のような気持ちです。マスク着用の義務が解除されても、自分の姿が異質に見えるまではマスクをしたいなとも思っています。一方でアメリカ人は楽観的な人が多いのか、パンデミック終息をにらんだ売れ筋商品となっています。衣料品に旅行かばん、パーティグッズに水着、化粧品などが売れています。目覚まし時計が売れ筋になっている理由は知りたいところです。

スマートフォンのアラーム音では起きれないとか、無意識に消してしまうとか、あるのでしょうか?アラームが作動する前に起床することの多い後藤には理解不能です。

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