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【ターゲット】、PBにアパレル売上爆発!「ロス」ではなく結婚すればビジネスゲイン?

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■ターゲットが19日に発表した第1四半期(2月~4月期)決算では、給付金の支給を背景に店舗の客数が伸びアパレルも売れだしたことで過去最高となった昨年の5月~7月期の記録に次ぐ既存店ベースとなった。

売上高は前年同期から23.4%の増加となる242.0億ドルだった。純利益は21.0億ドルと前年同期から7倍以上となる639.8%の大幅な増加となった。

トイレットペーパーやクリーニング用品、食品などが買いだめにより品切れになるほど売れた前年同期は非常事態宣言が出されたこともあり、ターゲットではファッションが全く振るわなかった。

ワクチン接種が拡大し気軽に外出する機会が増えたことでターゲットでは衣料品が牽引した。

プライベートブランドを含め高粗利商品が売れだしたことで粗利益率は前年同期の25.1%から30.0%と4.9ポイントも大幅に増加。

一般販売管理比率も前年の20.7%から18.6%と大幅に減少したことで営業利益が5倍以上も伸びた。

既存店・売上高前年同期比は前年の第2四半期に記録した24.7%増に次ぐ22.9%の増加となった。前年同期は10.8%の増加。

ターゲットでは既存店ベースが4四半期連続して20%以上の増加となっている。

既存店ベースの内訳は客数が17.1%の大幅な増加となり、客単価は5.0%の増加だった。

商品カテゴリーではアパレルが60%の伸びとなり、玩具やスポーツ用品も40%の増加となっているという。

既存店ベースのうち店舗によるものは18.0%の増加となり、オンラインを介しては50.2%の増加となった。

ターゲットのオンライン売上高は前年同期比で2倍以上となる141%の増加となった。

オンライン売上でも店頭在庫から出荷されるオンライン売上が95%以上を占めた。

これには当日宅配サービスや店舗の専用駐車スペースで受け取るカーブサイド・ピックアップ・サービス「ドライブ・アップ(Drive Up)」、ネット注文品を店内のカウンターで受け取るボピスの「オーダー・ピックアップ(Order PickUp)」があり、これらの即日サービスは前年同期比で275%の増加となった。

なかでもドライブ・アップが前年同期比123%の増加となり、ボピスの52%増や宅配サービスの86%増を牽引しオンライン成長を支えた。

 売上全体に占める店売上は81.7%(前年同期は84.7%)と縮小する一方、オンライン売上は18.3%(前年同期は15.3%)となっている。

ターゲットは17日、ネット注文のアルコール販売についても1,200店でドライブアップやボピスが利用でき、600店以上でも宅配できることを発表している。

オンライン等で新規客の利用が大幅に増えていることでターゲットのプライベートブランドカードの「レッドカード(RedCard)」利用率の減少が続いている。

クレジットカードやデビットカードのレッドカード普及率はここ数年間で低い20.5%となり前年同期の22.4%から1.9ポイントの減少となっている。

 ターゲットは国内に1,909店を展開しており、その内訳はスーパーセンター業態など4,760坪以上の大型店が273店(前期から横ばい、前年同期から1店舗増)、1,400坪~4,760坪未満の通常のディスカウントストア・フォーマットは1,510店(前期から1店増え、前年同期からは5店舗の増加)となっている。

一方、「フレキシブル・フォーマット(flexible format)」と呼ばれている1,400坪以下の小型店は前期から11店舗増やし126店舗となった(前年同期から32店舗の増加)。

 ターゲットは過去5年間で30以上のプライベートブランドをローンチしており、他のブランドと提携した専売ブランドまで合わせると現在までに50以上のブランドがある。

すでに10ブランドが10億ドル以上のビジネスに成長しているのだ。

1年前にローンチしたばかりのアスレジェー・ブランドの「オール・イン・モーション(All in Motion)」も10億ドル(約1,100億円)ビジネスに成長したことを今年2月、発表した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、自宅でのエクササイズやトレーニングへの関心が高まったことを背景に、機能性や低価格等の理由でターゲットのアスレジャーブランドが急成長した。

そのほかターゲットの人気PBには子供服ブランドの「キャット&ジャック(Cat & Jack)」や食品ブランドの「グッド&ギャザー(Good & Gather)」、パーソナルケア&ビューティ・ブランドの「アップ&アップ(Up&Up)」、家具を含むホームファーニッシング・ブランドの「スレスホールド(Threshold)」があり、これらは年間20億ドル以上を稼ぎ出すビッグビジネスになっている。

デジタル・トランスフォーメーションによるオムニチャネル化がターゲットのPBビジネスを押し上げている。

第1四半期ではプライベートブランド売上が全体で前年同期比36%の増加と過去最大の成長となっている。

トップ画像:ターゲットのボピス「オーダー・ピックアップ(Order PickUp)」。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。日本ではガッキーこと新垣結衣さんと星野源さんの結婚発表で大いに賑わっているみたいですね。後藤もドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」を見ていたので、二人の結婚はとても喜ばしい出来事に感じます。

将来、夫婦として二人でコマーシャル出演を解禁したらすごいことになりそうです。仮にターゲットが日本にあれば間違いなく夫婦共演でのオファーをすると思います。ターゲットの客層に企業イメージなど、ちょうど合っていますから。ターゲットはここのところプライベートブランドのローンチに忙しいのですが、「グッド&ギャザー・プラントベース(Good & Gather Plant Based)」は、肉食系からはほど遠い二人のイメージと重なります(笑)。

食品のプライベートブランドのグッド&ギャザーはすでに2,000アイテムになっています。売上規模も20億ドル以上に成長しているブランドです。大人気のグッド&ギャザーに、植物由来原料から作られたプラントベースを新ラインナップとして加えたのです。

 人気者同士が結婚するとファン感情にガッキーロスや星野源ロスのような「ロス」現象が起こります。が、今回は大人気ドラマの延長になるイメージなので、ビジネス的には密かにビッグゲインです。

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