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人民元預金の顛末

円相場に関するコメントで思い出したのが人民元預金である。預金してから確か2年が経過しようとしている。この間、いろんな苦節があったし、今もある。というのも、預金が漂流しているからだ。

最初に預金したのが香港上海銀行だった。しかし、欧州危機が銀行経営に対する重しとなり、香港上海銀行は日本での業務を大幅に縮小した。このため、預金を他の銀行に移さざるをえなくなった。その先として選んでもらったのがスタンダードチャータード銀行だった。日本国内で人民元をそのまま振り込めるからという理由が大きかったし、信用力も高いし、政治リスクもない。

そのスタンダードチャータード銀行だが、香港上海銀行の後を追って日本での業務を大幅に縮小する予定となった。香港上海銀行にしろ、スタンダードチャータード銀行にしろ、日本での業務がもうからないし、伸びる見込みもないから撤退するのだろう。

ということで、「僕の預金はどこに行く」事態に陥っている。人民元をそのまま振り込める適当な先が見つかればそこで預金を継続することになるが、そうでなければ一度、円に換えないといけない。

ほんま、活気のない国に住んでいると、そのとばっちりを何やかやと受けるものだ。そのうち、銀行預金や証券投資をするために香港やシンガポールまで出向かないと質の高いことができなくなりかねない。田舎町に住んでいると、こないだ文句を書いたゆうちょ銀行でしか預金できないのに似ている。困ったこっちゃ。

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