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  • 東龍
  • 2021年05月18日 16:53

3万円でも大赤字? 中国料理の三大珍味を用いた名店の2日間限定コースが特別なワケ

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ふかひれの姿煮二種 気仙沼産モウカ鮫とヨシキリ鮫 (C) 東龍

星岡茶寮

「星岡茶寮(ほしがおかさりょう)」という名称を聞いたことがあるでしょうか。

「星岡茶寮」とは1925年3月20日にオープンした会員制高級料亭です。書道家、陶芸家、画家であり、そして稀代の美食家であった北大路魯山人が顧問を務めていたことでよく知られています。山海の食材を自ら調理するだけではなく、その料理を自身が焼いた器に盛り付け、大変な評判を呼びました。政財界の名士の間で話題となって会員数が激増し、その数は1000人を超えていたといいます。

アニメ化もされた漫画「美味しんぼ」は1980年代にグルメブームに火を点けました。そこに登場する美食家の海原雄山は北大路魯山人を、その海原雄山が開いた美食倶楽部は星岡茶寮をモデルにしています。

残念ながら、「星岡茶寮」はもう存在しませんが、その名を引き継ぐ美食レストランは存在します。それはザ・キャピトルホテル 東急の中国料理「星ヶ岡」です。

「星ヶ岡」とは

「星ヶ岡」は東急ホテルグループのフラッグシップであるザ・キャピトルホテル 東急の中国料理店。王道を守りながらも、日本各地を巡る食材フェアを行ったり、六千円を超える高級担々麺「金昇坦々麺」を生み出したりと、チャレンジを忘れていません。

アラカルトも非常に豊富で、特に有名なのが「ふかひれの姿煮」「蟹の卵入り つばめの巣のスープ」「パーコーメン(星ヶ岡スタイル)」。料理の素晴らしさに加えて、永田町というロケーションにあり、大小7つの個室も設けられていることから、「星岡茶寮」と同じく政財界の名士も足繁く訪れます。

この「星ヶ岡」の顔となるのが、2003年から長らく料理長を務めてきた小林昇氏。各国VIPや著名人をもてなしてきた実力派の料理人で、現在の「星ヶ岡」の礎を築きました。

その小林氏が退任し、山橋孝之氏が新たな料理長に就任するということで食通たちの耳目を集めています。

新料理長の山橋孝之氏

新料理長の山橋孝之氏は1978年生まれ。日本のホテルとしては、40代で料理長というのは若い方です。

しかし、ただ若いというだけではありません。日本中国料理協会が主催するコンクールでは2018年に銀賞、2019年には金賞を獲得するなど、非凡な才能をもちあわせています。

山橋氏の料理は、伝統的な中国料理を大切にしながらも、日本料理や西洋料理のエッセンスを取り入れ、モダンなニュアンスも感じられるのが特徴です。

継承の特別ディナー

小林氏から山橋氏へと料理長が受け継がれることは、「星ヶ岡」にとっても、ザ・キャピトルホテル 東急にとっても、そしてゲストにとっても非常に大きな節目。

この重要な節目を祝うべく、2021年6月29日と30日に料理長交代記念ディナー「星の継昇」(30,000円、税・サ込)が行われます。継承ではなく継昇となっているのは、小林氏の名前にちなんでいるから。

2日間だけ行われる貴重なディナーの内容は次の通りです。

料理長交代記念ディナー「星の継昇」

・アミューズ

烏骨鶏卵の茶碗蒸し ツバメの巣と蛤

・前菜

七種前菜の盛り合わせ

・ふかひれ料理

ふかひれの姿煮二種 気仙沼産モウカ鮫とヨシキリ鮫

・海鮮料理

三重県産伊勢海老 二つの味わい 翡翠ソースとチリソース

・肉料理

仔豚の丸焼き 星ヶ岡特製甘味噌

・鮑料理

岩手県産干し鮑 オイスターソース煮

・食事

内子たっぷりズワイ蟹のあんかけ炒飯

・デザート

杏仁豆腐 クラシックスタイル 白桃とバラのペアリング

・小菓子、茶

自家製クリスピーカスタード月餅 ・ 近江「琵琶湖かぶせ」

全部で9品のしっかりした構成になっており、魚介類だけでもフカヒレ、イセエビ、アワビ、ズワイガニと高級食材ばかり。前菜は7品の盛り合わせで、デザートも2種類が用意されています。中には、2人の料理長にとって思い入れ深い料理もあります。

では、代表的なメニューを詳しく紹介していきましょう。

烏骨鶏卵の茶碗蒸し ツバメの巣と蛤

烏骨鶏卵の茶碗蒸し ツバメの巣と蛤 (C) 東龍

烏骨鶏の卵を用いた澄んだ味わいの茶碗蒸し。上にはジューシーなハマグリとたっぷりのツバメの巣にクコの実。ツバメの巣のテクスチャが十分に感じられる一品です。

七種前菜の盛り合わせ

七種前菜の盛り合わせ (C) 東龍

山海の珍味を盛り合わせた漢方の効用もある医食同源のプレート。レンゲにのせられた八角風味の黒ナマコ、タラバガニや干し貝柱などを包み込んだキヌガサダケ、紅花であしらった生麩、アワビのウニソース、旨味を引き出したミスジ肉、長野県のヤマブシタケ、ガチョウの肉と様々な味わいや食感を楽しめます。

ふかひれの姿煮二種 気仙沼産モウカ鮫とヨシキリ鮫

ふかひれの姿煮二種 気仙沼産モウカ鮫とヨシキリ鮫 (C) 東龍

気仙沼のモウカザメとヨシキリザメを食べ比べできるという一皿です。モウカザメの立派な尾びれは6人前ものボリューム。3日間かけてつくられた白湯スープをベースにしたソースは非常に濃厚で口福に満たされます。

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