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ブラウザ戦争。Chromeが世界ではトップに、日本はIE王国

昨年は、ブラウザ戦争でグーグルのChromeがマイクロソフトのIEとのシェアを逆転しトップの座を射止めた劇的な年でした。2008年第四四半期まではIEは、67.9%の世界シェアを占める圧倒的な王者で、その地位は盤石にように見えましたが、その後の4年は、まずはFireFox、つづいてChromeのチャレンジを受け、2012年第四四半期には、なんと31.4%にまでシェアを落としてしまい、35.6%のChromeの後塵を拝す結果となりました。

グラフはStatCounterの統計から引用したものですが、眺めると時代変化の速さを感じます。ブルーがIE、グリーンがChrome、赤がFirefox、グレーがSafariです。StatCounter Global Stats :

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ChromeはIEからも、Firefoxからもシェアを奪ってきている感じですが、速度、また拡張性などを考えるとChrome優位はクラウド利用が浸透していけばいくほど強まってくるのではないでしょうか。

では日本の状況はどうなっているのでしょうか。日本でもChromeが伸びてきますが、伸びは緩やかです。IEはシェアを落としつつありますが、それでも2012年第四四半期で54.1%のシェアを保ち、トップのポジションは揺らいでいません。昨年にFireFoxとChromeのポジションが逆転していますが、ちなみにChromeは第四四半期で20.3%のシェアでした。まだIEとの差は大きいのですが、そろそろ今年辺りからIEかChromeかという選択の時代には入ってくると考えられるので、ブラウザ戦争も一段とホットになってきそうです。

■日本のブラウザシェア推移

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ちなみにどのブラウザが好まれるかは国によってもかなり事情が異なりますが、FireFoxが強い典型はドイツです。そのドイツでは今でもFireFoxがトップですが、やはりChromeが伸びてきてシェアを落としてきています。


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 アメリカは、日本と同じくIEがトップですが、2012年第四四半期で、IEが40.6%、Chromeが24.8%で趨勢から見ればこの1〜2年でシェア逆転がありそうです。 リンク先を見る

Chromeが圧倒的に強いのはアジアや南米などですが、その典型のひとつはインドです。なんとChromeのシェアが44.5%、IEは第三位で18.4%しかシェアがありません。

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さてマイクロソフトの反撃はどうなっていくのでしょうか。古いバージョンをも残し、後方互換性を保つことが、この日進月歩の時代には、かえって仇になってきているように感じます。変化が急なクラウド時代へ向けては、なにか根本的な戦略転換を要するのではないでしょうか。

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