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公に尽くす精神

公に尽くす精神とは何でしょうか?
滅私奉公と言う言葉もありますが、無私の心で公に尽くすと言うことはどういう意味でしょうか?公の名において個人の自由や人間の尊厳が侵されても、仕方がないと言う全体主義に陥った時代もありました。そのような陥穽にも細心の注意を払いつつ、公に尽くすと言うことを少し考えてみたいと思います。

そもそも尽くす対象の「公」とは何でしょうか?

公(おおやけ)と言う言葉の語源を考えると、日本人が大切にしてきた公の意味について深く考えさせられます。

「大帯日子命(おおたらしひこのみこと)、御宅(みやけ)を此の村に造り給ひき。故(かれ)、―の村といふ」〈播磨風土記〉

この播磨風土記にあるように公(おおやけ)とは、おほやけ(古語)から来た言葉で大きなやけ(宅)、すなわち、大きな家、共同体を営む中心施設を指しています。

聖と俗公と私

宅が次第にさらに大きくなって邑、そして国へと発展していったのでしょうか?

自己同一性と共同体への帰属意識
共同体を共に支える責務と共同体から守られるという安堵。
社会的な営みを行う人間ならではの、共同体の発展過程と日本における公の意識の醸成について考える時、「和」を尊ぶ気風にも思いが至ります。

家という家族を単位とした集団からさらに拡大した同族集団に。同族集団からそれが」さらに広い共通の利益で結ばれた村に。
そして共通の理念や理想を共にする国家に。
公と言う言葉を使う場合に、この言葉が日本においてどのような意味を持って使われてきたかを考えながら使いたいと思います。

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