記事

5月5日はこどもの日 こども庁設置ありきではなく家族支援政策の充実を

4/13自民党「こども・若者」輝く未来創造本部の初会合の様子(出所;自民党)

国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条に、「日々勉強!結果に責任!」をモットーとする参議院議員赤池まさあき(比例代表全国区)です。

 5月5日は祝日「こどもの日」です。その意義は「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」(祝日法)とあります。その由来は、五節句の一つ端午の節句から来ており、「菖蒲の節句」とも言われています。菖蒲は香りが高いので、邪気をはらい疫病を除くと言われています。疫病に苦しめ続けた歴史を感じます。

 5月5日こどもの日から1週間は、「児童福祉週間」となっています。子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体で考えることを目的として、官民が各種事業を実施することになっています。今年の標語は次です。

あたたかい ことばがつなぐ こころのわ (上村藍子さん11歳香川県)

児童福祉週間について|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

●子供の数は過去最少、子供を取り巻く環境変化

(出所:総務省統計局)

 総務省統計局によると、今年4月1日現在、国勢調査を基にした人口推計では、①子供(15歳未満)の数は、昨年より19万人減少して1493万人で過去最少、40年連続の減少となり、②子供こどもの割合は11.9%で47年連続の低下、③子供の割合は諸外国と比べ最低水準となっているとのことです。

 統計局ホームページ/我が国のこどもの数 -「こどもの日」にちなんで- (「人口推計」から)

 昨年来のコロナ禍の中で、少子化に拍車がかかっていると言われており、年間80万人を割り込むのではないかと言われており、公的推計より10年以上も少子化が前倒しになるとのことです。その人口減少の影響は、社会・経済に深刻なものになります。

そして、少子化という問題だけでなく、子供たちを取り巻く環境の変化も大きくなっており、コロナ禍と重ねり、貧困や虐待、いじめ、自殺等が社会問題化しています。

●こども庁設置の議論開始 組織改編よりも政策充実を

(出所:厚生労働省)

 そのような中で、こども庁設置の話が急遽出てきました。自民党では、総裁直属機関として「こども若者」輝く未来創造本部(二階幹事長が本部長)を設置して、今まで2回の議論を行いました。

第1回 4月13日(火) こども政策の現状について 内閣府、厚労省、文科省

第2回 4月27日(火) 有識者ヒアリンググ 講師:五十嵐隆 国立成育医療研究センター理事長

 今後も、自民党内で議論が続いていくのですが、私が感じていることは以下3点です。

第一は、コロナ禍の中で、それでなくても大変なのに、保護者や子供たちと向き合う福祉や教育現場の関係者の不安を煽り、混乱させてはいけないということです。既に、私のところには、こども庁ができて、現場がどうなるのかという質問や意見が寄せられています。今回の議論は、何よりも親を支援し、現場を強化するための予算や支援体制の強化に繋がるものでなければならないと思っています。

 第二は、中央省庁の組織改変ありきではなく、どうしたら子供支援の政策を推進強化できるかということです。総選挙の目玉公約にして国民の支持を集めようという思惑があるとすれば、既に国民に見透かされており逆効果です。当然のことなのですが、現状の政策をしっかり分析して、その上での改革案でなければなりません。

内閣府と厚労省、文科省の縦割り行政になっているから、それを打破するためにこども庁を設置すればよいという単純な話ではないと思っています。組織体を改変し、それを機能させるためにはある程度の時間がかかります。内閣府自体が縦割り行政を打破するための中央官庁であり、そこに設置された会議を統合し強化すれば済む話だとも思っています。

内閣府の資料によると、内閣府とは「内閣及び内閣総理大臣を助ける「知恵の場」としての機能を十分に果たせるよう、内閣総理大臣又は内閣官房長官を議長とし、関係大臣と有識者からなる重要政策に関する会議が設置されています」とあります。そこには、既に、内閣府の特別の機関として①幼保無償化や児童手当を担当する「子ども・子育て本部」、②子ども・若者育成支援推進法に基づく「子ども・若者育成支援本部」、③少子化社会対策基本法に基づく「少子化社会対策会議」、④子どもの貧困対策推進法に基づく「子どもの貧困対策本部」があります。

https://www.cao.go.jp/about/doc/mokuji.pdf 

 第三は、子供の問題は結局家族の問題であり、家族という共同体を国や自治体がどのように支援していくのかという問題になると思っています。コロナ禍から1日も早く経済を再建させ、それを原資とした家族支援政策を総合的に議論できればとも思っています。

 「こどもの日」に当たり、子供は国の宝であることを肝に銘じて、議論に取り組みたいと思っています。 

あわせて読みたい

「こども庁」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    「IOCは今後、五輪ができなくなる」舛添氏、日本が中止に言及した場合のIOC対応に注目

    ABEMA TIMES

    05月16日 18:36

  2. 2

    100円が2070万円に…GⅠ史上最高配当が飛び出した2015年ヴィクトリアマイルの大波乱

    村林建志郎

    05月16日 07:59

  3. 3

    「有事の宰相」としてはふさわしくない菅首相

    舛添要一

    05月16日 08:27

  4. 4

    結局、政府がやってるのは楽で目立つところだけ。やるべきことはみんな置き去り

    青山まさゆき

    05月16日 08:18

  5. 5

    ヒートアップする言論、スルーする回答

    ヒロ

    05月16日 10:41

  6. 6

    ワクチンのウェブ予約 ネットに慣れていない人にはハードル高し

    安倍宏行

    05月16日 16:39

  7. 7

    「いつ外れるかわからない」アパートの階段の崩落事故を受け国が異例の調査

    ABEMA TIMES

    05月16日 20:49

  8. 8

    河野太郎氏 自動車の住所変更オンライン手続きに特例創設

    河野太郎

    05月16日 09:22

  9. 9

    やはり政府が決定権を持つ蔓延防止措置は役立たずだった - 5月14日のツイート

    橋下徹

    05月16日 15:47

  10. 10

    「ノーマスク」を権利と主張する人々が公園の管理人を悩ませている

    NEWSポストセブン

    05月16日 17:49

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。