記事

“特権意識の塊のような医師”の異常すぎる不倫欲…罪悪感を覚えず不倫できる男性の“思い込み” 『「不倫」という病』より #1 - 片田 珠美

1/2

 たびたび世間をにぎわせる不倫報道を目にして「私には関係ないこと」と思う人は少なくないだろう。しかし、不倫はどこにでもあり、いつ誰にでも起こりうる問題だということを忘れてはならない。

【写真】この記事の写真を見る(3枚)

 ここでは、不倫に関するさまざまな相談を受けてきた精神科医の片田珠美氏による著書『「不倫」という病』(大和書房)の一部を抜粋し、不倫を繰り返してしまう男性にみられる特徴を紹介する。あなたの周りにも、もしかするとここで紹介するような男性が潜んでいるかもしれない。(全2回の1回目/後編を読む)

◆◆◆

特権意識の塊のような医師

 芸能人に限らず、過去の成功体験によって強い特権意識を抱き、その結果不倫を繰り返すようになる男性は少なくありません。特権意識の根拠になるのは、容姿、高学歴、高収入、役職など、さまざまです。

 いずれの場合も、本人が「自分は特別な人間だから、普通の人には許されないことでも許される」と思い込んでいる以上、よほど痛い目に合わない限り、なかなか反省せず、不倫を繰り返します。

 私が以前勤務していた病院に、“超遊び人”と評判の30代の男性医師がいました。この医師は妻子がいたにもかかわらず、自宅とは別にワンルームマンションを所有しており、そこに看護師や医療事務の女性などを連れ込んで不倫を繰り返していました。

 あるとき、情事の現場に妻が乗り込んで大騒動になり、しかも妻は院長に直訴して、そのとき一緒にいた若い看護師を解雇するよう要求したのです。医局では、みな「あの先生の相手はたくさんいるから、1人くらいクビにしたって、浮気がおさまるわけないよね」と話していました。

 看護師は解雇されませんでしたが、居づらくなって退職に追い込まれました。その後、医師のほうも、父親が経営する病院の院長になるための修業をするとかで退職したのです。

 この医師は幼い頃から病院の跡取りとして大切に育てられてきたのでしょう。そのうえ、医師免許を取得し、高収入を得ることもできるようになったのですから、特権意識が強いのは当然ともいえます。

©iStock.com

 しかも、不倫が妻にばれ、院長にまで直訴されて、病院に居づらくなっても、実家の病院に戻ればいいだけの話です。ですから、退職に追い込まれた不倫相手の看護師とは違い、痛くもかゆくもなかったのではないでしょうか。

 こういう男性の辞書に“懲りる”なんて言葉はありません。それこそ刃傷沙汰になるまで不倫を繰り返します。

“性欲を満たす道具”として扱う人

 特権意識が強いと、不倫相手を“性欲を満たす道具”として扱うことがあります。しかも、そのことを何とも思わず、罪悪感も覚えません。

 たとえば、渡部建さんは性行為の場所に多目的トイレを指定したとか、行為が終わった途端に女性を帰したがったとか、帰り際には必ず1万円札1枚を渡したとか報じられました。一連の報道が事実とすれば、不倫相手の女性を、“性欲を満たす道具”のように扱ったわけです。

 これは、自分自身の目的を達成するために他人を利用することを何とも思わないからでしょう。しかも、そういうぞんざいな扱いによって、相手の女性が傷つくことにも、反感や怒りを抱くことにも考えが及ばないわけで、想像力が欠如しているように見受けられます。

 このように不倫相手から“性欲を満たす道具”として扱われると、女性は傷つきます。渡部さんの不倫相手だった女性は、週刊誌の取材に次のように話しています。

「彼は私のことを“性のはけ口”くらいにしか思っていなかったんでしょうね。せめて一人の女性として扱ってほしかったと思います」

 女性を“性のはけ口”として扱うのは、相手に対するリスペクトがなく、気持ちや欲求を認識しようとしないからでしょう。そういう扱いをうけたせいで傷ついたという女性の話を聞くことは少なくありません。

あわせて読みたい

「不倫」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    質疑から逃げた立民は論外だが、自民党も改憲やる気なし。不誠実な憲法審査会の結末

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

    05月07日 10:21

  2. 2

    病床ひっ迫で入院厳しく…「来た時点で肺が真っ白」 大阪の医師が警鐘「第3波以前とは全く別の病気という印象」

    ABEMA TIMES

    05月07日 08:12

  3. 3

    「首相も都知事もリアルな社会人の生活を理解してない」 "間引き運転"で露呈した政治家たちの「わかってない」感

    キャリコネニュース

    05月07日 09:14

  4. 4

    格差問題の必然性

    ヒロ

    05月07日 11:19

  5. 5

    原宿の竹下通りが「地方都市のシャッター商店街化」の衝撃

    内藤忍

    05月06日 16:17

  6. 6

    出口治明さんが語る「35年ローン」で家を買ってはいけない理由

    幻冬舎plus

    05月07日 09:04

  7. 7

    「日本を食い物にする」無責任IOCに批判殺到…世界からも続々

    女性自身

    05月07日 13:46

  8. 8

    今も裁判で「三女アーチャリー」として…松本麗華氏を25年間も縛り続けるオウム真理教

    松本麗華

    05月06日 15:25

  9. 9

    総選挙前に自民党総裁選? 安倍晋三元首相が再登板の可能性

    内田樹

    05月07日 14:46

  10. 10

    朝ごはんの器で1日が変わる コロナ禍で“食”を見つめ直すきっかけに

    羽柴観子

    05月07日 08:40

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。