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ミャンマーの危機において必要な仲介役を果たすために

先日、私が理事を務めるNGOインターバンドのオンライン勉強会でミャンマーの状況について講師を務めました。

私がテーマにしたことのひとつは、なぜ、日本は国軍とも民主化勢力ともパイプがあるとされているのに、積極的に仲介努力を行わないかということ。国際紛争の仲介は最も価値のある外交であり、日本はその役割を果たす可能性を持った国です。しかし、残念ながら日本の政治には仲介外交を行う文化・戦略がありません。この状況を打開するため議員外交、議員連盟の外交を突破口にするなどあらゆる可能性を探るべきだと思っています。

この点について日本の可能性を拓くため、インドネシアのアチェ紛争などの解決に寄与しノーベル平和賞を受賞したアハティサーリ元フィンランド大統領を国会に招いて勉強会を実施したことがあります。

https://blog.goo.ne.jp/xday0321/e/0e9bdc05dd0ded8c5fd25b77eb5e3a78(鳩山vsアハティサーリ会談の意義ー国際紛争の調停者としての日本を目指すために 2011年11月26日)

アハティサーリ大統領の印象的な言葉があります。「紛争の仲介者は、感謝されないこともある。不人気な決定の責任を負わされる場合もある。仲介者はできるだけ裏方に回り、紛争当事者がそれほど努力した結果でなくても、合意が得られたときには彼らが全面的に賞賛されるようにする方が、和平プロセスを進める上ではプラスになる」

例えば中国が仲介役を務めるよう日本も協力し、結果としてミャンマーの状況が改善し、これ以上の虐殺が回避されたとします。その場合、中国が、当面はより多くの果実を得るかもしれません。この状況を日本としてどのように考えるのか。日本の国民はどのように評価するのか。目先の国益よりも、長期的に信頼と尊敬を得る外交を前向きに受け止められるのか?こう考えると仲介外交で成果を挙げるには国民、そして政治の成熟が必要と強く感じます。でも、日本としては何としてもチャレンジすべき分野です。

ASEANが仲介を行う特使を派遣することが決まりました。できる限りの協力をして、成功に導くための役割を果たすべきです。

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