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[まとめ] 2012年のテクノロジートレンドを振り返る

過去ログを振り返りながら、当サイトで取り上げた2012年のテクノロジーについて振り返ってみたいと思います。


LINE、LINE、LINE

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2012年、もっとも日本のテック業界を騒がせたのは、間違いなくLINEでしょう。昨年12月辞典では500万人に満たなかった国内ユーザー数は、わずか一年で3000万人を超える急成長を見せました。僕もすっかりLINEのおかげでライフスタイルが変わりました。

来年はタイムラインやグループ機能、ゲームなどをさらに拡充していくのでしょう。PC版サービスも強化していくのかも。恐らくいいね!ボタンもリリースするのでしょう。うーん、次の一手が楽しみです。


Nexus7, iPad mini, Kindle Fire—ミニタブレットの普及 リンク先を見る Kindle Fire HD 16GB posted with ヨメレバ Amazon.co.jp 2012-12-18

これはむしろ来年のトレンドかもしれませんが、ミニタブレットの発売と普及も挙げられるでしょう。廉価なミニタブレットは、スマホの浸透に勝るとも劣らない地殻変動を起こしてくれると期待しています。なにせうちの母親もKindle Fire買ったぐらいですので、特に中高年層のインターネット利用が活発化すると考えられます。

関連記事:Kindle Fire HDが本日発売—ミニタブレット端末が起こす3つの変化 | ihayato.news


Windows覇権の終焉

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スマホやタブレットの普及は、Windowsの独占状態を融解させる結果となっています。個人的にもすっかりWindowsは触らなくなってしまいました。唯一確定申告のときに使うぐらいでしょうか…。ビジネスシーンでもWindowsからAndroid/iOSへのシフトが進んでいくのでしょう。BYOD(個人デバイスの持ち込み)は来年の重要なトレンドになると考えられます。

関連記事:「BYOD(個人デバイスの職場利用)」の7つのメリット | ihayato.news


mixiは死ぬ?

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mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2012年10月最新ニールセン調査 [ITL]より)

上記グラフはPC訪問者数のデータになりますが、肌感としてもmixiは衰退傾向にある感じがします。littleshotaro氏のブログに良い図があったので転載。当初、スマホ版のmixiの操作性は悪かったため、「mixi以外の場所」を求めたユーザーがLINEに流れ込んだという印象があります。

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順当に考えれば、GREE、DeNAも参入したモバイルメッセージング領域に、遅れながらもmixiが参入してくることでしょう。ユーザー層を考えると、やっぱりスタンプも搭載しつつ。パクリと非難されようがやるべき道筋のように思われます。


電子書籍元年
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kobo mini【販売:楽天kobo】【送料無料】
価格:6,980円(税込、送料込)

電子書籍も今年の重要なトレンドのひとつです。商品点数はまだ少ないですが、ここから二次関数的に増えていくのでしょう。僕も早速30冊ほどKindle本を買いました。

非難囂々だった楽天のKoboも、来年には市場が整っていくのでしょう。電子書籍が浸透することで書籍のマーケティング、出版のあり方は変わっていくはず。僕も著者の端くれなので、色々挑戦していきたいと思います。


パーソナルファブリケーションの夜明け

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3Dプリンタをはじめとするデジタル工作機械についての話題ももりあがりましたね。新し物好きなもので、本サイトでは3Dプリンタカテゴリーまで作ってしまいました。詳しくはこちらをぜひ。

安価な製品は出てきているものの、まだ一部のギークのためのものにすぎないでしょう。次のステップは、Fablabのような地域コミュニティに根ざした「工場」が日本じゅうに広がり、ソーシャルなかたちでものづくりを楽しむ人たちが増えていく、という未来だと思います。僕も多摩市でFablabつくりたいなぁ、と画策しております。


「まとめ」ニーズの台頭

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コンテンツ数自体の増加とデバイスの多様化によって、コンテンツ接触のあり方が変わり、「まとめ」のニーズが高まっています。一つのコンテンツがコピーされ、様々な場所で閲覧される、というトレンドは今後も加速していくでしょう。このブログもBLOGOS、SmartNews、Googleリーダーなどに「コピー」されています。

このシフトは、コンテンツクリエイターにビジネスモデルの転換を迫るものにもなるでしょう。SmartNews問題でも話題になったように、マネタイズをバナー広告に頼り切っていると、収益のロスにつながります。

NAVERまとめもパクリ騒動がありましたが、来年も「ユーザーは喜んで読むけれど、メディアは嬉しくない」という騒動が多数発生するのでしょう。

関連記事:SmartNews問題、転載されているブロガーとして思うこと | ihayato.news


大手メーカーの衰退

国内・海外の電機大手が相次ぐリストラをしたことも記憶に新しいです。

パナソニック:前年比3.6万人規模
NEC:1万人規模
シャープ:1万人規模
ソニー:1万人規模
ルネサス:1万人規模
HP(米国):2.9万人規模
フィリップス(オランダ):2,200人規模
ノキア(フィンランド):1万人規模


などなどの会社が人員削減を行っています。日本のメーカーにとって、来年は飛躍の年になればいいのですが…。

日本においては、働き方の価値観が変わる「事件」になったのではないかと思います。もはや終身雇用なんて幻想ですよね。無情な言い方ですが、早々に会社を飛び出して僕は良かったです。


クラウドファンディングの盛り上がり

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特に海外でのクラウドファンディングの加熱っぷりは、2012年さらに加速したように思います。ゲームコンソールOUYAは859万ドル(7.36億円)のディール、スマートウォッチのPebbleはなんと1,026万ドル(8.8億円)を超える資金規模となっています。

クラウドファンディングといえば、オバマ大統領がJOBS Actのなかで、クラウドファンディングによる起業資金の調達を法律で認めたことも大きなニュースですね。日本があとを追うのはあと数年掛かりそう。

日本でも今年はクラウドファンディング花盛りとなりました。正確に数えていませんが、恐らく20近いクラウドファンディングサイトがすでに立ち上がっているのではないでしょうか。国内に関しては、来年は淘汰の年になっていくのかもしれませんね…。


大枠では、とりあえずこんなところでしょうか。補足すべきものがあればぜひコメント欄で教えてください。

来年もihayato.newsでは最新のテクノロジートレンドを追いかけていきたいと思います。本年もありがとうございました。

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