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ECB、大規模な量的緩和維持 PEPP縮小は「時期尚早」


[フランクフルト 22日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は22日、定例理事会を開き、新型コロナウイルスによる影響が続く中、景気の下支えに向け、大規模な量的緩和の維持を決定した。金利も予想通り現行水準に据え置かれた。ラガルド総裁はパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の段階的な縮小について「時期尚早」とし、議論していないと表明した。

PEPPの規模は1兆8500億ユーロのままで、期間は2022年3月末まで継続。買い入れは「かなり速いペース」で行うと確認した。

ラガルド総裁は記者会見で「明らかに改善の兆しが見られる」と指摘。「ワクチン接種の進展と今後予想される感染拡大抑制策の段階的な緩和で、2021年を通して経済活動は力強く回復するとの見通しが裏付けられている」と述べた。

一方で、新たな変異株の感染拡大や資金調達条件を巡るリスク、低迷するセクターへの圧力継続などにより、全体的な状況は「なお不透明だ」と強調した。

声明を受け、独10年債利回りはマイナス0.25%と0.5ベーシスポイント(bp)上昇した。

ECBは声明で「今四半期のPEPPの下での買い入れは今年の初めの数カ月と比べてかなり速いペースで実施すると理事会は予測している」とし、3月時と同様の方針を示した。

ラガルド総裁は、今後のPEPPの縮小計画について問われ、いかなる判断も「データに依存」し、特定の時間軸には縛られないと回答。「今回の理事会では、PEPPの段階的な縮小に関する議論はなかった。時期尚早だからだ」と述べた。

現行の買い入れペースでは来年3月に予定されているPEPP終了前に買い入れ枠を使い果たす可能性が高く、6月10日の次回理事会での協議が注目される。

今回の理事会では、中銀預金金利をマイナス0.50%、主要政策金利を0.00%で維持した。

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