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【ホールフーズ】、手のひら決済を導入!アマゾンDXは生体認証のダッシュカート2.0?

■ネット通販最大手のアマゾンは21日、傘下のホールフーズ・マーケットに非接触の生体認証デバイス「アマゾン・ワン(Amazon One)」を設置することを発表した。

アマゾンのリアル店舗展開では最も客数が多く客単単価も高いホールフーズに、手のひらとクレジットカードを紐付けた決済デバイスを導入することで生体認証の本格的な展開にはずみをつける。

アマゾンが積極的に出店を進めるアマゾン・フレッシュにも利便性を高める生体認証の導入をはやめる考えだ。

アマゾン・ワンは手のひらをデバイスにかざすことで決済を終えるというもの。

アマゾン・ワンが設置されると、ホールフーズでは手のひらだけで決済できるほか、プライム会員向けのディスカウントも自動的に受けられることになる。

アマゾンは昨年秋、シアトル市内にあるレジなしコンビニエンスストア「アマゾンゴー(Amazon Go)」1号店とアマゾンのメインキャンパスがあるサウス・レイク・ユニオンにあるアマゾンゴー3号店にアマゾン・ワンを導入。

その後、シアトル郊外のレドモンド地区にオープンしたレジなし食品スーパーの「アマゾンゴー・グローサリー(Amazon Go Grocery)」2号店に設置。

またシアトル市内にあるショッピングセンターの「ユニバーシティ・ビレッジ(Univercity Village)」にある「アマゾン・ブックス(Amazon Books)」1号店とシアトル・タコマ国際空港近くにあるモール「ウエストフィールドサウスセンター(Westfield Southcenter)」の「アマゾン4スターストア(Amazon 4star Store)」にも支払いオプションとして導入している。

2月に入ってシアトル市内にあるマディソン・ストリート沿いのアマゾン・ゴーに導入した他、シアトル市内の他のアマゾンゴー2店舗、そのほかの店舗にも設置を拡大している。

アマゾン・ワンが最初に設置されるホールフーズ・マーケットはシアトル市内にあるマディソン・ブロードウェイ店(1001 Broadway, Seattle, WA 98122)。

2018年10月にオープンしたホールフーズは、まだアマゾン・ワンが設置されていないレジなし食品スーパー1号店からも近い。マディソン・ブロードウェイ店に設置後、シアトル市内や周辺のホールフーズ7店舗にも設置を予定している。

これによりシアトル市内にある5店舗のアマゾンゴーとレドモンド地区にあるアマゾンゴー・グローサリー1店舗、シアトル市周辺を含め3店舗の4スターストア、2店舗のアマゾン・ブックス、1店舗のポップアップストアに加え8店舗のホールフーズ・マーケットと、合計で20店舗でアマゾン・ワンの利用が可能となる。

 アマゾン・ワンのサインアップ(登録)用の端末は各店舗の入り口付近に置かれている。この端末でクレジットカード登録を行うのだ。

登録は登録端末のタッチスクリーンにある「数秒でサインアップ(Sign Up in Seconds)」のボタン押して始める。

画面が切り替わり「クレジットカードもしくはデビットカードを挿入してください(Insert a credit or dibt card)」とあり「アマゾン・ワンをご利用の際にはこのカードで決済します」との説明に端末の下からカードを挿入する。

スクリーンに「最初の手のひらをかざしてください(Hover your first palm)」と表示され、カードを挿入したまま手のひらを端末にある円から3インチ(8センチ前後)離してかざす。

手のひらを正しく読み込むため、スクリーンにあるサークルに合わせるように「もっと高く・低く離してください(higher/lower)」との指示だ。

読み込みが終わるとチェックマークに「ありがとうございました(Thanks)」とでる。次に「左手をかざしてください(Now, hover your left palm)」と表示され、左手のひらをかざす。その後は利用条件を尋ねる画面になりOKボタンを押す。

最後に携帯電話の番号を入力してサインアップは終了する。一連の手続き中はカードは挿入したままだ。

 生体認証の登録ではプライバシーも配慮しており、手続きの途中でも簡単に解約もできるように、どの画面にもキャンセルボタンが表示されているのも特徴だ。

アマゾンゴーでは登録後、エントランスに設置されたアマゾン・ワン専用ゲートから入店できるのだ。アマゾン・ワンのゲートでは端末にあるサークルの上で手のひらをかざすとチャイム音でゲートが開くようになる。

スマートフォンを取り出しアプリを起動後、入店用のQRコードをゲートにかざす必要もなくなる。アマゾン・ワンは複数のセキュリティコントロールを行っており、手相等のイメージはそのまま保存しておらず暗号化してクラウド上で処理しているという。プライバシーに最大限配慮しているのだ。

 アマゾンは近い将来、アマゾン・フレッシュにも導入することになる。徐々に導入店舗を増やしながら、消費者の一部にある生体認証に対するアレルギー感を払拭し、ジャスト・ウォークアウトのようにほかの小売企業等、外販を行いたい考えだ。


アマゾン・ダッシュカートの利用では、スマホを取り出しアマゾン・アプリを起動させ、ランディングページから巡ってQRコードを表示して、スキャンさせるという手間がある。アマゾン・ワンを搭載したダッシュカート2.0なら認証まで2~3秒だ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ホールフーズ・マーケットに生体認証デバイスが設置されれば、アマゾン・フレッシュでのアマゾン・ワン展開も近いことが予想できます。まずはフルサービスのレジに設置するのでしょう。で、期待したいのはアマゾン・ワンを搭載したスマートカート「アマゾン・ダッシュカート(Amazon Dash Cart)」です。

後藤はアマゾン・フレッシュで十数回以上、ダッシュカートを利用していますが、スマートフォン・アプリでQRコードを出すまでいつも手間と時間がかかります。アマゾン・フレッシュに入って「さぁ、買い物するぞ!」と意気込んでも、ポケットからスマホを取り出しアマゾン・アプリを起動させ、ランディングページから巡ってQRコードの表示にたどり着くには、結構なストレスになります。時間にして十数秒でしょうか。

アマゾン・ワンを搭載したアマゾン・ダッシュカート2.0なら、手のひらをかざして認証まで2~3秒間。なので全くのストレスフリー。アマゾンのDX(笑)は未来的で超カッコいい。

 生体認証のアレルギー感を払拭できても課題は、追加ハイテクで膨れ上がるスマートカートのコスト。利用者側にはハイテクカートの重さも課題です。あくまでもダッシュカートにアマゾン・ワンが内蔵されたときの話ですが...

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