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英CPI、3月は前年比+0.7%に加速 燃料や衣料価格が上昇


[ロンドン 21日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した3月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比0.7%と、前月の0.4%から加速した。燃料と衣料価格の上昇を反映した。

ロイターがまとめた市場予想は0.8%だった。

ONSのジョナサン・アソー氏は「ガソリン価格が上昇したほか、衣料価格が下落した2月から回復した」と述べた。

燃料価格は前年比で2020年1月以来の大幅な伸びを記録した。

衣類・履物は前月比1.6%上昇し、3月としてば2017年以来の大きさとなった。2月はロックダウン(都市封鎖)による店舗閉鎖で値引きが行われたためで、前年同月比では3.9%低下した。食品価格も1.4%低下した。

英インフレ率は向こう数カ月で急速に上昇する見込み。これは家庭の光熱費が4月に上昇し、世界的な原油高の影響を受けるほか、新型コロナウイルス流行に伴うロックダウン(都市封鎖)で需要が落ち込んだ1年前との比較になるため。

イングランド銀行(英中央銀行)は2月、インフレ率は年末までに1.9%に達すると予測したが、多くのエコノミストは現在、それよりも前に中銀目標の2%を上回ると予想している。

実際、今回発表されたデータにはインフレ圧力の兆候も見られる。

ONSによると、3月の生産者物価産出指数は前年比1.9%上昇。伸び率は約2年ぶりの大きさとなった。生産者物価投入指数は前年比約5.9%上昇し、2018年9月以来の大幅な伸びとなった。

INGのエコノミスト、ジェームズ・スミス氏は、米国ではインフレ率が2%を上回る水準で比較的安定すると予想されるが、英国は状況が異なると述べ「理由の一つは繰り越し需要が米国ほど顕著ではないと考えられるからだ」と分析した。

金融市場は英中銀が来年末までに25ベーシスポイント(bp)の利上げを行う可能性を約50%織り込んでいる。しかし多くのエコノミストは金融引き締めはもっと先になるとみている。

EYアイテム・クラブのエコノミスト、ハワード・アーチャー氏は「2021年は(金融政策を)現状維持とする公算が大きいが、22年に引き締めを行う可能性が高まっている。ただし現時点では23年序盤のほうがより可能性が高い」と述べた。

キャピタル・エコノミクスのポール・デールズ氏は利上げは2025年になると予想している。

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