記事
  • ロイター
  • 2021年04月21日 01:05 (配信日時 04月21日 02:51)

J&J、欧州でワクチン出荷再開 EMA見解受け副反応の警告記載


[20日 ロイター] - 米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は20日、欧州医薬品庁(EMA)が同社の新型コロナウイルスワクチンについて、恩恵はまれに血栓症が生じるリスクを上回るとの見解を示したことを受け、ワクチンのパッケージに記載する注意書きを変更した上で、欧州連合(EU)のほか、ノルウェーとアイスランドで出荷を再開すると明らかにした。

EMAはこの日、EMAはワクチンの恩恵はリスクを上回ると改めて強調すると同時に、J&J製ワクチンの接種と血栓症発症との間に因果関係があり得るとの見解を表明。EMAの安全委員会は、J&J製ワクチンの説明書に血小板の減少を伴うまれな血栓症発症を巡る警告を追加しなければならないと結論付けた。英アストラゼネカ製ワクチンに対しても同様の要請を行っている。

J&Jはこれを受け、ワクチンのパッケージにまれな副反応のリスクに対する警告に加え、副反応の診断と治療の手順を記載する。J&Jの最高科学責任者(CSO)、ポール・ストフェルズ博士は「診断と治療の明確なガイダンスを明記することで、J&J製ワクチンに対する信頼を回復できると期待している」と述べた。

J&J製ワクチンを巡っては、米疾病対策センター(CDC)と米食品医薬品局(FDA)が13日、接種した50歳以下の女性6人に血栓が生じる事例が報告されたことを受け、接種を一時中止するよう勧告した。

EMAは米国の8事例を含む全ての入手可能なデータを精査。その結果、全ての血栓症は接種後3週間以内に発生し、血栓症を発症したのは全て60歳以下の成人で、この大部分が女性だった。また、血栓が形成されたのは大部分のケースで脳と腹部で、アストラゼネカ製ワクチンの事例と似ていた。

EMAは「血小板の減少を伴う血栓症発症に対する一つの妥当な説明として、免疫反応が挙げられる。これに類似した症状は、ヘパリンの投与を受けた患者で見られることがある」とした。

エドワード・ジョーンズのアナリスト、アシュティン・エバンズ氏は「J&J製ワクチンはメッセンジャーRNA(mRNA)技術を使うワクチンのように超低温での保管が必要ないため、ワクチン見直しの結果は世界的なワクチン接種計画にとり重要だ」と述べた。

米国では、CDC諮問委員会が23日に会合を開き、J&J製のワクチン接種を再開すべきかどうか検証する。

*情報を追加しました。

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    飲食店の酒提供に対し小刻みな制限をかける小池都知事 科学的根拠はあるのか

    深谷隆司

    06月20日 16:18

  2. 2

    年上の高齢男性から告白されるということについて

    紙屋高雪

    06月21日 09:11

  3. 3

    日本人はナゼ「貧乏になったこと」に気が付かないのか?

    内藤忍

    06月21日 14:24

  4. 4

    共同通信『慰安婦謝罪像、東京で展示を検討』 とんでもないことで許せぬ

    和田政宗

    06月21日 08:22

  5. 5

    尾身氏らが提言した無観客開催 五輪ファンの生きがいが奪われるリスクは検討したのか

    山崎 毅(食の安全と安心)

    06月21日 10:53

  6. 6

    日経平均2万8000円割れ:識者はこうみる

    ロイター

    06月21日 11:44

  7. 7

    「反ワクチン」言説は支持しません。が、Amazonなどからの一斉排除はいささかの懸念が残る

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

    06月21日 08:18

  8. 8

    60歳以上の約3割「家族以外の親しい友人がいない」孤独に長生きして幸せなのか

    毒蝮三太夫

    06月21日 09:31

  9. 9

    ワクチン接種の義務付けをめぐる「公共の福祉」と「個人の自由」日本とアメリカで違い

    中村ゆきつぐ

    06月21日 08:35

  10. 10

    早すぎた緊急事態宣言の解除 7月半ばに再び赤信号が点灯する予感

    企業法務戦士(id:FJneo1994)

    06月21日 12:18

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。