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「そうだったんですか」「そうなんですね」…まずこう返すのが好かれる人の共通点 - 吉原珠央

「かわいそう」「偉いですね」「遅くなりました」「だから」「疲れていませんか」……。みなさん、こんな言葉を口にしていませんか? 実は、これらはすべて「失礼」な言葉。気づかないうちに相手を傷つけたり、怒らせたりしているかも……。そうならないためにチェックしたいのが、イメージコンサルタント・吉原珠央さんの『その言い方は「失礼」です!』。いったいどう言い換えればよいのか、気になる方は本書で確かめてみてください!

*   *   *

ネガティブな返しに気をつける

失礼な人たちを観察していると、次から次へとネガティブなことをいうという共通点があるように思います。

(写真:iStock.com/kieferpix)

例えば、人を見下したようなものの言い方を頻繁にする人は、「親戚が○○大学に通っているんです」と誰かが話した途端に、「○○大学って理事長のパワハラで揉めている学校でしょう?」「最近の大学生は就職難で、卒業しても結構な割合の人がニートになるんでしょう?」などと耳を疑うような反応を平然としてしまうのです。

そして、それは話している相手への敬意が一切ないことを意味しています。

この本を読んでいるあなたが、そのようなことを口にすることはないと思いますが、このような失礼なことをいう人にならないために気をつけることが、たった一つだけあります。

それは、相手の発言に対して、まずは「そうだったんですか」「そうなんですね」と返すことです。

相手の発言を、自分の経験値や価値観というフィルターを通す前に、表情を穏やかにしながら、抑揚をつけて「そうでしたか~」といったん、フラットで丁寧に受け止めるのです。

相手の発言内容にあなたなりに思うことがあったとしても、まずは「あなたにとって大切なことを、私に話してくれてありがとうございます」という気持ちで受け止めればよいのです。

ちなみに「大学に合格しました」「実は、以前から希望していた出版関連の仕事に転職しました」などというおめでたい内容であれば、すぐさま「うわっ、それはおめでとうございます!」という第一声が必要です。

また、「実は身内で不幸がありました」「リストラされて、今は夫が無職なんです」などの内容であれば、「そうだったのですかぁ……」と声のトーンを低くし、語尾を2秒ほど延ばしてみましょう。

そうすることで、気を落としている相手に対して、かける言葉が簡単には見つからないほど、あなたが話を真剣に受け止めている様子が伝わるからです。

「偉いですね」は上から目線の言葉

余計なことというのは、冒頭のように「理事長のパワハラで揉めている学校でしょう?」などといった、あからさまに常識を疑うような言い方だけに止まりません。

(写真:iStock.com/metamorworks)

以前、日本経済新聞の土曜版に掲載される読書面の「新書ランキング」に、私の書いた本がトップ10入りしたときのことです。

こちらのランキングは、著者にとって特別で途轍もなく光栄なことです。

そこでSNSを通じてみなさんに感謝の気持ちを伝えたところ、ある経営者の知人から「一緒に頑張ろう!」というメッセージが一言だけ届きました

それを目にした瞬間、がっかりして大きな違和感を覚えざるを得ませんでした。

私が逆の立場でしたら、相手の喜ばしい出来事に対して、「それはすごいね! おめでとう。いつも人一倍、頑張っているものね」という言葉が先に出てくると思います。

「一緒に」という言葉が思わず出てしまうのは、「あなただけでなく自分も頑張っている」ということをアピールしたいだけなのです。

相手に「それはすごい!」「おめでとう」という気持ちを本当に伝えたいのであれば、「おめでとう! これからも応援しているよ」で十分なのではないでしょうか。

また、「最近、ランニングが日課です」「お弁当を自分で作っています」「マスクを手作りしました」「医療従事者の方へ寄付しました」などというと、「偉いですね!」と反応する人もいます

小さい子どもに「お手伝いができて偉いね」というのとは違って、自分よりも目上の人に対して使うと、なんとなく小馬鹿にしたように聞こえてしまいます。

「それは立派ですね」「それはなかなかできないことです(だからすごいことだ)」「素敵なことですね」「尊敬します」というほうが、懐の深さや素直さがより伝わると思うのです。

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