立憲民主党と共産党の幹事が欠席している中で他の幹事の協議で4月8日に憲法審査会が開催することが決定されたということだ。
幹事懇談会を欠席したからと言って、当然に憲法審査会の開催に抵抗することはないだろうと思ってはいるのだが、立憲民主党はどうも共産党に引っ張られやすいようで、円滑に国民投票法改正案の審議が進むかどうか危惧している。
憲法改正問題は、立憲民主党が抵抗政党であることをアピールするには絶好の材料になり得ることは否定しないが、立憲民主党が抵抗すればするほど立憲民主党が標榜する「立憲主義」に反することになってしまうだろうから、ほどほどにされることだ。
本格的な憲法改正論議は、野党第一党の立憲民主党の協力なくして進まないことは明らかなので、今国会は長年店晒しになっていた国民投票法の改正を実現するくらいでいい。
その先の議論は、衆議院の解散・総選挙が終ってから、ということにしさえすれば、与野党共にそれほど大きく傷つかずに次に進めることが出来るはずだ。
国民投票法の改正では、特に得する政党も、損をする政党もない。
しかし、国民投票法の改正を今国会も先延ばしにすれば、立法府である国会は結局大した仕事をしていない、国会が機能していない、ということになってしまいかねない。
そんなことでいいのかしら。
立憲民主党の皆さんの良識が問われることになる。