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- 2021年04月03日 14:29
官邸での菅派閥の会合は官邸の私的使用
菅首相をサポートする無派閥議員グループ「ガネーシャの会」が首相官邸で食事を伴う会合を開いていた問題で、その中心となった坂井学・官房副長官は「分かれて弁当を食べた。逆になにが問題かなのか」(2日付・中日新聞)と述べたそうである。
だが私は、コロナ感染対策の中で会食をしたこと以前の問題でないか、と思う。
食事があったかどうかの問題ではない。
首相官邸は、首相の公的な職務の場である。それに対し、議員グループの会合は、首相の公の職務とは無関係な、院内における私的なサポーターズ議員の集まり。菅首相に近ければ会合に使うというのは公私混同がはなはだしい。首相に遠いグループであっても同じだ。コロナ禍のさなかでなければかまわないというのとは別問題だ。「分かれて弁当を食べた」から問題がないということとはまったく性格が異なる。
官邸の私的使用ではないか。
朝日新聞の報道によれば、「メンバーから『官邸でやってみたい』との意見もあって開催した」そうだ。弁当を食べながらか食べる前か後にか、コロナ禍における経済対策やワクチンについて意見交換をしたということだが、食事のついでの会話はどこでだってできる。官邸である必要はまったくない。
首相を支えているグループだから官邸を使いたい、使うことができるなどという公私を近藤した感覚にほかならない。
当の菅首相は、例によって、「まったく承知していない」とコメントしておられる。
だが私は、コロナ感染対策の中で会食をしたこと以前の問題でないか、と思う。
食事があったかどうかの問題ではない。
首相官邸は、首相の公的な職務の場である。それに対し、議員グループの会合は、首相の公の職務とは無関係な、院内における私的なサポーターズ議員の集まり。菅首相に近ければ会合に使うというのは公私混同がはなはだしい。首相に遠いグループであっても同じだ。コロナ禍のさなかでなければかまわないというのとは別問題だ。「分かれて弁当を食べた」から問題がないということとはまったく性格が異なる。
官邸の私的使用ではないか。
朝日新聞の報道によれば、「メンバーから『官邸でやってみたい』との意見もあって開催した」そうだ。弁当を食べながらか食べる前か後にか、コロナ禍における経済対策やワクチンについて意見交換をしたということだが、食事のついでの会話はどこでだってできる。官邸である必要はまったくない。
首相を支えているグループだから官邸を使いたい、使うことができるなどという公私を近藤した感覚にほかならない。
当の菅首相は、例によって、「まったく承知していない」とコメントしておられる。
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