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感謝の思いを、皆さんに

 来たる26日に召集される特別国会にて、新たな内閣総理大臣が選任される見込みとなりました。総辞職の前に、一言、国民の皆様にご挨拶を申し上げたいと思います。

 昨年9月2日に発足した野田内閣は、山あり谷ありで、決して平坦な道のりではありませんでしたが、政権を預かる重責を懸命に担ってまいりました。国論を二分する難しい課題があっても、将来世代のために決断を下し、「動かない政治」を動かすために全力を挙げてまいりました。

 最優先課題として掲げてきた東日本大震災からの復旧・復興、原発事故との戦い、経済再生。政治生命を賭けて挑んだ社会保障・税一体改革。定数削減を含む政治・行政改革。いずれも道半ばでありますが、一歩一歩、着実に前へと歩を進めてきたつもりです。

 改めて数えてみたところ、就任以降、海外の首脳81人と、のべ131回の首脳会談を重ねました。特に、オバマ大統領との7回の会談は、日米同盟を深める上で印象深いものでした。幅広い地域との経済連携交渉を始めるなど、経済外交も進展してきています。

 次の政権においても、これら国政の抱える内外の諸課題について、少しでも前に進めていただきたい。それが、私の切なる願いです。

 とりわけ、一体改革については、国民会議での議論を踏まえながら、最後までやり抜いてほしい。そしてもう一つ、定数削減に関しては、党首討論の国民の皆さんが見ている前で誓いを立てたものであり、次期通常国会で必ず実現してほしい。そう考えています。

 このところ、人と人を結ぶ「絆」の妙について思うところがあります。予期せぬ巡り会わせが重なって、私は内閣総理大臣の重責を担いました。全国津々浦々で多くの方々と出会い、ご縁を結ぶことができました。与野党を問わず、全ての国会議員の方々。閣僚や政務三役。縁の下の力持ちとして働いてきた多くの事務方の面々。多くの方々の力を借りて、日々の職務をこなしてまいりました。

 政府の責任者として「国民の暮らしを守る」という役割を担うことは、直接にお目にかからなくても、すべての国民と心の結びつきを持つことだと思っています。そういう意味では、国民の皆様一人ひとりに支えられた482日でありました。

 26日の総辞職までは、危機管理を含め、引き続き緊張感を持って職務にあたる所存ですが、この場をお借りして、これまで御支援いただいてきた皆様一人ひとりに、万感の思いを込めて、感謝を申し上げます。

 本当にありがとうございました。

 ※「官邸かわら版」は、今回の配信をもって最終回とします。ご愛読、ありがとうございました。

平成24年12月21日
内閣総理大臣 野田佳彦

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