記事
  • ロイター
  • 2021年03月30日 11:40 (配信日時 03月30日 11:39)

豪金融監督当局、住宅価格の上昇抑制に向けた介入は「時期尚早」

[シドニー 30日 ロイター] - オーストラリア健全性規制庁(APRA)は、住宅価格の上昇を抑制するためにマクロプルーデンス政策を導入するのは時期尚早との見解を示した。

オーストラリアの住宅価格は先月、約20年ぶりの高い上昇率を記録した。

住宅バブルを回避するために2015年と17年に実施したような介入が近く必要になるという観測がこのところ広がっており、APRAはこれに対応した形だ。

APRAのバイヤース長官は、オーストラリアン・フィナンシャル・レビュー(AFR)紙主催の金融業界向けイベントでの講演準備原稿で「われわれには住宅価格に目標水準を設定したり、住宅を取得しやすくしたりする責務はない。住宅価格はリスク要因であって目標ではない」と語った。

不動産コンサルタント、コアロジックが公表した2月の豪住宅価格は前月比2.1%上昇と、03年8月以来の高い伸びとなった。過去最低水準の金利と政府の住宅購入促進策が背景にあり、過熱懸念が強まった。

バイヤース長官は、住宅ローンの新規融資額が最近、過去最高を記録するなどしているものの、データでは「高リスク融資」を示す大きな兆候は見られないと指摘。

「直ちに警戒する必要はなさそうだ」とした上で、「安心するべきでもない。われわれは当然、銀行セクターによるリスクテークを注意深く監視している」と述べた。

また、融資基準やポートフォリオ制限の緩和など、リスクが顕在化した場合、投資家向けローンや当初利息のみを支払うインタレスト・オンリー(IO)ローンの規制や、カウンターシクリカルな資本バッファーの適用を通じて介入する可能性があるとした。

ニュージーランド(NZ)政府は先週、住宅価格の高騰抑制に向け、投資家を対象とした税制措置や住宅供給拡大など一連の措置を発表した。

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    ワクチン接種で雰囲気は好転、一方で過激化する「反ワクチン」グループ…正しい知識に基づく感染症対策の継続を

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

    06月13日 08:21

  2. 2

    変異株で若い世代の致死率が上昇した事実はなく、40代50代も実際は4分の1に低下

    青山まさゆき

    06月13日 12:45

  3. 3

    "やっぱりおかしい"消費税 安宿暮らしは「課税」なのに高級マンション家賃は「非課税」

    キャリコネニュース

    06月13日 09:08

  4. 4

    なぜ台湾は「コロナ劣等生」に急落したのか? - 井上雄介 (台湾ライター)

    WEDGE Infinity

    06月13日 14:45

  5. 5

    小池百合子「女帝」の最後の切り札 五輪中止に動くタイミングはあるのか? - 石井 妙子

    文春オンライン

    06月14日 08:32

  6. 6

    東大・京大も志願者減で止まらぬ「国公立離れ」 その最大の要因は何か

    NEWSポストセブン

    06月14日 08:38

  7. 7

    【独自】都監察医務院でワクチン関連死が「剖検」されていない問題

    上田令子(東京都議会議員江戸川区選出)

    06月13日 18:37

  8. 8

    G7:バイデン大統領が主導、一帯一路に対抗する「B3W」で合意

    My Big Apple NY

    06月14日 08:14

  9. 9

    慣例主義の日本は、五輪やコロナのように二分化する議論で進化していく

    ヒロ

    06月13日 11:04

  10. 10

    香港民主化の女神、周庭さん釈放

    安倍宏行

    06月13日 13:15

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。