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私は、死にたいと思ったことがある。そんな時に頼れる居場所をYouTubeに作った。

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頑張るな!逃げて!

 学生時代のほとんど、10年以上に渡っていじめられていたという、たんぽぽの白鳥久美子さん。白鳥さんって、とにかく優しい。私の笑下村塾の主催のイベントにご出演いただいた際に、ものすごく丁寧で細やかな気遣いと、的確なコメントをしてくださった。企画や作品を作った人の気持ちが、すごく分かる人なんだろうなぁ。大先輩の白鳥さんと一緒に舞台にでると私は安心できる。しかし、そんな白鳥さんも、昔、辛すぎてビルの屋上から飛び降りようと考えたことがあるという。

 白鳥さんは、いじめられた時に、違う世界を作ることをしていた。本を読む、トランペットを吹く。それもただ吹くのではなく、「貧しい子」とかいろんな設定をつけることで、いじめられている自分とは別の世界をつくっていたとのことだ。

「逃げていい。今、一番なことは、あなたが生きやすい場所を見つけて生きることだと思うから。学校にも行かなくていいし、会社も嫌だったら行かなくていいと私は思ってる。とにかく嫌ならちゃんと逃げていいから、頑張るな」と、子どもたちにメッセージをくれた。「頑張るな」いい言葉だと思った。頑張りすぎて辛い人、頑張っても報われない人。そんな人に届いてほしい。

・動画:https://youtu.be/fPSuKAYsXq8​
・記事:https://note.com/takamatsunana/n/na314a7242e11

好きなものに熱中する

 いじめている人に時間を使うなんて時間の無駄と話すのが猫ひろしさん。自分の好きになるものを見つけてほしい。サッカーが好き、アイスが好きとか、夢中になれるものを見つけてと。猫さんにとっての「お笑い」や「マラソン」がそうであるように。

 猫さんは、とにかく愚直だ。今でも芸歴1年目の若手芸人とかと一緒になって、お笑いライブにでていたりする猫さんを私は尊敬する。ライブなんてお金にはならない。それでも出る。猫さんだからこそ言える言葉だし、それがオリンピックに出るくらいのすごさとかではなく、「アイスが好き」という小さなところからなのが素敵だと思った。私がデビューした8年ぐらい前から、そして今も、ずっと有名なのに愚直で、好きなものに“猫まっしぐら”の猫さんを尊敬する。

・動画:https://youtu.be/cSulLGC8Nq4
・記事:https://withnews.jp/article/f0210318004qq000000000000000W0fp10101qq000022640A

友達をゼロにし、1人を楽しむ

 小中学校でいじめられていた、うしろシティ 阿諏訪泰義さん。高校生では、もうそんな辛い日々とはおさらばするために、“友達を作らない”作戦に出た。自分から誰にも話しかけない。1人で好きなことをとことん追求する。中学校の時より救われたという。大胆すぎて想像もつかない。

 でも、だからこそ阿諏訪さんは、かなりストイックに趣味を楽しむし、それを今は仕事にしている。1人キャンプや料理のレベルの高さはすごい。お笑いのライブシーンで人気で、賞レースでの決勝進出も常連。しかし、阿諏訪さんとご一緒になっても楽屋で話したことがなかった。

1人でいらっしゃるイメージが強かったが、阿諏訪さんにそういう過去があったからなんだと知り、驚いた。1人でいること、とことんつきつめる趣味を持つことも幸せだよなと、改めて気づいた。「ギターも、ベースも、ドラムもできるけど、バンド組んだことないんですよ」というお話が印象的だ。阿諏訪さん、かっこいい。

・動画:https://youtu.be/FiLNHORfV4o
・記事:https://withnews.jp/article/f0210301001qq000000000000000W0fp10101qq000022526A

長編のアニメやドラマ、漫画を見よう

 同世代で、今大人気の若手芸人、かが屋 賀屋壮也さん。笑いを交えつつ、でも深い言葉もくださり、芸人としてもすごいなぁ、だから人気だし、活躍しているんだなぁと感動した。そして、鋭い洞察力から作られるコントは、こうやって苦労を重ねたからなんだろうなぁ、幸せで順風満帆な人にはなかなか作れないよなぁと感じた。

 「学校に行きたくない」と母親に言ったときに、理由も聞かずに、地元の山に一緒に連れ出してくれたのが嬉しかったとお話してくださった。自分が母親になったときに、あれこれ心配で聞き出してしまいそうだから、すごいなぁと思った。

 辛かった当時、ドラマを見たり、漫画をみたりして救われたというお話から、おすすめの作品をきいた。すると、「続きが気になる長編ものをみるべき」というアドバイスが。見終わった後に達成感もあるし、続きが気になるから、あれこれいじめを思い出しにくいと。私は1ヶ月ほど入院したことがあるが、気力がないとNetflixで作品を選ぶのもしんどいと感じた。

結果、お笑い芸人の先輩、じゅんいちダビッドソンさんに薦めてもらった「ゲーム・オブ・スローンズ」を見て入院生活が救われた。長編は考えずにすむからいい。そして、この企画を考えている最中も、しんどい、つらい、死にたいと思ってしまったことがあったが、韓国映画の「愛の不時着」を見て気を紛らわすことができた。ドラマに感情移入して、何度も泣いた。

自分の現実の世界から逃避できる。明日からでも実行できるアドバイスだと思った。辛くなったら、とりあえず、「ゲーム・オブ・スローンズ」「愛の不時着」を見てほしい。きっと見終わったあとに、少しだけ、気持ちが楽になっているかもしれない。

・動画:https://youtu.be/c_nvjsZwIw8
・記事:https://withnews.jp/article/f0210320000qq000000000000000W0fp10501qq000022662A

短所を武器に変える

 オリンピアンの大林素子さん。身長が高いことでいじめられる日々。バレーボール選手になることで、身長が高いことを武器に変えた。どんなに辛い練習も、いじめられていたあの頃に戻るよりマシという原動力や復讐心で頑張れたという。

 オリンピックに出るぐらいのすごさがあるのに、それでも、いじめられた過去が大きな背景としてあることに驚いた。「いじめられたエネルギーをどうかプラスに働かせてほしい。悔しくて、悔しくて、エネルギーがいっぱいあるよね」という話が印象的だった。

 持論を言いすぎて周囲とすれ違ってしまうしまう私にとっては、持論を言えるジャーナリストという仕事を選んだことで、短所が長所になり救われた。あなたが今短所だと思っていることが長所にもなるから、そういう世界と出会ってほしいと思った。

・動画:https://youtu.be/n1VSoUB9L7A
・記事:https://withnews.jp/article/f0210323002qq000000000000000W0fp10101qq000022676A

身体を動かしストレス解消

 いじめられている子へのメッセージを求めたら、「亀田ジム、来たらいいわ。」という想像のななめ上すぎることをおっしゃる亀田興毅さん。小学校のころいじめられていて、強くならないといけない、強い子は弱い子を救える、という話や、お父様の史郎さんの話には、若干、昭和の匂いを感じましたが、亀田さんらしさ満開で感激した。

 この企画は、いろんな著名人のいろんな話をきくことで多様性を重要視している。いじめが助長されることがあったり、この企画で誰かを傷つけたくはないので、専門家の方に監修にはいってもらってはいるが、最低限の補足しかしないようにしている。正直、亀田さんとの対談は一番編集に悩んだが、亀田さんらしさがダイレクトに伝わってきて、お願いして良かった。そして、かっこいい。

空中戦ではなく、亀田ジム(3150ファイトクラブ)においでと。悩んでいる子は、本当にジムに行ってみてほしい。亀田さんは、「自信にもなるし、バーンってパンチしたら、ごっつストレス解消にもなるわ」と、スポーツが心を鍛えたり、ストレス解消になったりすることもお話してくださった。私が昔、友達もいなくて、いじめられて辛いとき、サッカーボールを1人壁にぶつけていたことを思い出した。ボールを追いかけることで、ストレス解消になったし、久々に身体を動かしたくなった。

・動画:https://youtu.be/OkTHJtiicu8​
・記事:https://withnews.jp/article/f0210315001qq000000000000000W0fp10101qq000022638A

憑依して、強くなる

 さすが、モノマネ界のレジェンドだと思ったのが、松村邦洋さん。大先輩ですが、この企画に出演してくださり、更に、私のこともよく覚えてくださっていました。ライブシーンでは、大爆笑をかっさらう芸人がたくさん集っていましたが、松村さんが登場すると、その何倍もの笑いがおきる。本当に鳥肌がたちました。

 そして、そんな松村さんのモノマネの原点は実はいじめにあって、そこから逃げ出したいから、モノマネをして笑いをとることで仲間にいれてもらえる、モノマネして強い人に憑依すればいろんなことを言えるということでした。なかなか普通の人にはできることではないし、私も無理だと思いますが、感動しました。お笑いってすごい。

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