本日、3月28日は「三ツ矢の日」。アサヒ飲料の「三ツ矢サイダー」発売から120周年となった2004年に、三ツ矢(328)にちなんで記念日として制定されました。
アサヒ飲料は、約130年の歴史をもつ「三ツ矢サイダー」のはじまりについて、公式ウェブサイトで以下のように説明しています。
約130年の歴史をもつ、三ツ矢サイダー。明治14年(1881年)、ウィリアム・ガウランドというイギリス化学者が、平野鉱泉を飲み物として「理想的な鉱泉」として認めたことで、炭酸水の製造をはじめ、明治17(1884)年に「平野水」として発売されたのがはじまりです。
アサヒ飲料「三ツ矢豆知識」公式ウェブサイトより
その後、さまざまな試行錯誤を経て、正式名称「三ツ矢サイダー」として現代でも知られ、「国民的炭酸飲料」となっています。
過去反響が大きかったフレーバー「レモラ」が再び復刻
「三ツ矢サイダー」は現在、最もベーシックなサイダーに加え、特濃オレンジスカッシュ、特製レモネード、梅、フルーツソーダプラム、メロンなどさまざまなフレーバーが発売されています。
今月3月23日には、レモンとライムの新フレーバー「レモラ」が発売。しかし、実は「レモラ」は1960年代にはじめて発売され、それ以後度々復刻されている人気フレーバーなのだといいます。

アサヒ飲料の三ツ矢担当者は、「『炭酸飲料は好きだが、甘すぎないものが飲みたい』といったお客さまにも手に取って頂ける、レモンとライムのさっぱりとした甘さが楽しめる炭酸飲料」だと、特徴を説明しています。
他にも、日本の果物を使った「にほんくだもの」というシリーズも人気を博しており、現在も「しらぬい」というフレーバーが発売中。また、カロリー、糖質、着色料、保存料ゼロの「ゼロストロング」や、特定保健用食品に定められた「三ツ矢サイダー ダブル」など時代に適した商品が生まれています。
コロナ禍で「バーチャル接客」にも挑戦
今年で17年目となる「三ツ矢の日」ですが、同社では数年前から3月28日前後に社長をはじめ社員自らが店頭に立ち、お客さまに試飲販売をする取り組みをおこなっています。
しかし、昨年は新型コロナウイルスの影響もあり中止に。「今年はなんとかして日頃の感謝をお客さまにお伝えできないか…と考え、遠隔操作による“バーチャル接客”に挑戦することにしました」と、新たな挑戦を予定しているといいます。
「AIではなくアバターを通じ実際に遠隔操作によってオペレーターがモニターから推奨販売をおこなうのに加え、社員生出演による遠隔での推奨販売も実施する」と、新しい生活様式を意識した内容となっています。
長い歴史をもつ「三ツ矢サイダー」には、長年のファンも多くいることでしょう。そんな方々に向け、同社は「これからもおいしさと高い品質を目指して、挑戦して参りますので、引き続きご愛顧をよろしくお願いいたします」と意気込みを語っています。