記事

「みんな“やっぱりね”という感想を抱いたと思うし、逆にそれが問題なのではないか」LINEの個人情報管理問題をめぐり乙武氏

1/2

 中国にあるLINEの子会社の技術者が日本のサーバー上にある利用者の氏名や電話番号、トーク履歴にアクセスできる状態にあった問題。LINEは17日、「同意を得た上でデータを第三国に移転するとお伝えはしていたものの、具体的な国を示しておらず、説明が不十分だったと認識している」とコメントしている。

・【映像】LINE会話履歴が中国で閲覧可に...情報管理の体制考える

 今回の問題について、作家の乙武洋匡氏は「みんな“やっぱりね”という感想を抱いたのではないかという気もする。そんなに驚かなかったということが逆に問題なのではないか、という気もするが…」、テレビ朝日の平石直之アナウンサーも「ちょうど日米2プラス2でもサイバーセキュリティーがテーマになっている。

一般人なら“見られていたとしたら、ちょっと気持ち悪いね”くらいの感覚かもしれないが、例えば安全保障に関わる人がLINEのやりとりをもとにゆすられたとしたら、これは本当の意味での安全保障の問題に繋がってくる。だから要人の中には、特に仕事上のやりとりではLINEは使わないようにしている人もいると思う。LINEには8600万人ものユーザーがいるし、地方自治体も乗っかってきているインフラだ。それこそYahoo!Japanと一緒になったということもあるし、ここはちょっと立ち止まってみるべきなのかもしれない」と懸念を示す。

 ITジャーナリストの鈴木淳也氏は「日本企業がワールドワイドで開発を行うのは普通のことで、このような外注もよくある話だ。ただ2022年4月に施行される改正個人情報保護法では海外への情報の持ち出しについて明確にしなければいけないことになっている。

LINEに限らず、今後1年間の猶予の間に、各社がどのように考え、自治体や我々がそれを見てどう考えるのか。そして実際には9割以上の人が規約をまともに読んでいないのではないか。その意味では、このタイミングでこういう話が出てきたということは、LINEにとっても我々にとっても良いことだと思う」と話す。

 「一方で、FacebookやTwitterなら信用できるのか、という問題もある。これらのサービスも結局はアメリカの企業が管理している以上、利用にあたっては信用するかしない、ということになる。電話番号などを預けても安心なのか、最終的にはその企業を信用できるか、バックにいる国を信用できるか、ということだ。逆に言えば、情報を扱う人はそういうことを当然認識した上でインフラとして使いましょうということだ」。

あわせて読みたい

「LINE」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    変異株は「全く別のウイルス」 スーパーサイヤ人みたいなもの

    中村ゆきつぐ

    05月09日 08:22

  2. 2

    ネット署名 『人々の夢と希望をつなぐため、東京五輪の開催を支持します』立ち上がる

    和田政宗

    05月08日 21:34

  3. 3

    <止まない炎上>小室禍と東京五輪エンブレム騒動の類似点

    メディアゴン

    05月08日 08:13

  4. 4

    「場当たり的な対応」にみる菅政治の限界

    おくの総一郎

    05月09日 08:07

  5. 5

    コロナワクチン打てば大丈夫?専門家すら反応を示さない風潮に疑問

    自由人

    05月08日 09:08

  6. 6

    過剰な公平意識で「一部の業界に圧倒的なリソースを注ぐ」決断できず感染が加速

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

    05月09日 10:22

  7. 7

    菅さんじゃ駄目だとなっても、安倍さんがいいということには絶対にならないし、そうさせてもいけない

    早川忠孝

    05月08日 08:26

  8. 8

    菅首相は何度同じ失敗を繰り返すのか

    鈴木しんじ

    05月08日 20:51

  9. 9

    東京五輪、本当にやるんですか?

    安倍宏行

    05月09日 10:22

  10. 10

    吉村知事よ、北新地の悲鳴を聞け!「もう今が限界ですわ。お店も言うこときかなくなってくる」

    NEWSポストセブン

    05月09日 08:44

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。