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英、アストラ製ワクチンでまれな脳血栓症5例 接種は継続


[ロンドン 18日 ロイター] - 英医薬品・医療製品規制庁(MHRA)は18日、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた1100万人のうち、まれな血栓症である脳静脈洞血栓症(CSVT)の症例が5例報告されたと明らかにした。ただ同ワクチンの効果は潜在リスクをはるかに上回るとし、接種は継続されるべきとの見解を示した。

欧州連合(EU)域内では独仏伊を含む約13カ国が血栓症などの懸念からアストラゼネカ製ワクチンの接種を中断。ただ欧州医薬品庁(EMA)と世界保健機関(WHO)も、同ワクチンの効果はリスクを上回るとの見解を示している。

MHRAによると、英国で報告された5例の脳静脈洞血栓症の症例のうち、1例が死亡につながった。発症した5人は19歳から59歳までの男性だった。

MHRAのジューン・レーン長官は、接種直後に血液中の血小板の減少を伴う脳静脈洞血栓症の極めて少数の報告があったとし、「アストラゼネカ製ワクチンの接種を受けた1100万人のうち、脳静脈洞血栓症の発症は極めて少数であることに加え、ワクチン接種との因果関係が証明されていないことを踏まえると、ワクチンの恩恵は潜在的な副反応のリスクを上回る」と述べた。

ただMHRAは、接種から4日以上が経過しても頭痛が残ったり、接種部位を超えた腫れが数日間続いたりした場合は、医療機関を受診するよう呼び掛けた。

EMAは現在、アストラゼネカ製ワクチンの接種を受けた500万人の中で30例の血栓などの症例が報告された件について、脳血管で形成された血栓に主眼を置いて調査を進めている。

ロンドン大学衛生熱帯医学大学院のスティーブン・エバンズ氏はロイターに対し、新型コロナ感染症そのものが類似の血栓症の発症につながることもあるため、因果関係を証明するのは難しいと指摘。「ワクチン接種が始まる前から、感染患者の間でまさにこうした症状が見られていた」とし、「ワクチンが原因だった可能性があるのか、見極めるのは難しい」と述べた。

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