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米鉱工業生産、2月は製造業3.1%低下 寒波が打撃


[ワシントン 16日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が16日に発表した2月の鉱工業生産統計は、製造業生産指数が3.1%低下した。寒波によりテキサス州で石油精製や石油化学品の施設、プラスチック樹脂工場が稼働停止となったことが影響した。市場予想は0.1%低下だった。

世界的に半導体が不足していることも製造業生産の重しとなった。

    1月は1.2%上昇しており、2月は10カ月ぶりのマイナスだった。製造業生産は依然として新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前の水準を下回っている。

    南部の悪天候の影響は、石油産業に関連する製造業に波及したとみられる。FRBは、天候の影響を除いた製造業生産指数は0.5%低下したと述べた。

    自動車・同部品は8.3%低下。半導体不足が引き続き響いた。

    ただ米経済の11.9%を占める製造業活動は、在庫の少なさやモノの需要が下支え要因となっている。新型コロナのワクチン接種が進む中で向こう数カ月、航空旅行や宿泊などのサービスへ需要が移行するとみられる。

鉱工業生産統計のうち鉱業は5.4%低下。一方、公益事業は寒波が追い風となり、7.4%上昇した。全体の鉱工業生産指数は2.2%低下。1月は1.1%上昇していた。

企業がどれだけ資源をフル活用しているかを示す稼働率は、製造業が2.3%ポイント低下の72.3%だった。全体の稼働率は1.7%ポイント低下の73.8%だった。1972─2020年の平均を5.8%ポイント下回っている。

FRB当局者は、経済のスラック(需給の緩み)を見る指標として稼働率に注目している。

シティ・グループ(ニューヨーク)のエコノミスト、ベロニカ・クラーク氏は「供給阻害は一時的なものとみているが、自動車製造は短期的には極めて軟調な状態が続く」と予想。このほか「大規模な景気支援策が実施され、向こう数カ月の消費財に対する需要が下支えされるとみられる中、供給阻害が価格上昇につながる可能性がある」と述べた。

一方、PNCフィナンシャル(ピッツバーグ)のチーフエコノミスト、ガス・ファウチャー氏は「米産業には利用されていない生産能力がまだ多く残されているため、物価上昇は抑制される」との見方を示した。

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