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薬の承認時にはQOL改善のエビデンス弱い 抗がん剤治療をするのであれば緩和治療を受けさせる義務  医師と患者のズレ

最近あのクラブハウスで緩和医療やACPの話をよく聞いています。そんなことからこんなツイートをしました。

私が現場で強く感じていたものですが、どうも抗がん剤の申請において患者のQOL(生活の質)はほとんど考慮されていないことが報告されました。(日本語の解説

>規制当局はQOL改善のエビデンスがなくても生存期間延長または抗腫瘍効果だけに基づいて承認することがある

>「統計学的な改善に関するエビデンスがある適応症のうち、臨床的に意味のあるQOL改善を示したものはほとんどなかった」
そう実際に抗がん剤治療をすることで、臨床的に意味のある患者さんのQOLの改善、つまりがん治療をして体の調子が改善しいわゆるやってよかったという効果を承認申請の際にエビデンスをもって提示できた薬はどれだけあるのか。それは10%前後のみというとても少ないものでした。それこそ医療者は抗がん剤治療をすることでの患者さんの生活の質を改善するエビデンスをほとんど持っていなかったのです。

生命は長くなった、でも治療してもがんに伴う生活の質の低下は改善していない。でもガイドラインにこの薬は書いてある。だから医師は私の言葉にあまり親身になってくれない。患者さんからたまに聞くことです。それもこのようなからくりがあったということになります。

医療者がこのことをしっかり理解しなければなりません。そう抗がん剤治療をするのであればQOLを良くするために同時にしっかりした緩和治療を受けさせる義務があるのでしょう。

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