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「あれ、疲れてる?」悪気はなくても“よけいな一言”…どうすれば「好かれるセリフ」になる? 『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(大野萌子 著)――ベストセラー解剖 - 山田 由佳


『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(大野萌子 著)サンマーク出版

 たまたま顔を合わせた知人への「あれ、疲れてる?」。あるいは久しぶりに会った友人に対する「ずいぶん連絡がなかったから心配していたよ」。悪気はなく、つい放ってしまいがちなこれらの言葉。だが言われた方はどこかモヤッとする。前者は「やつれて見える」「顔色が悪い」という意味にも聞こえ、後者は連絡せずにいたことを責められた気分になるからだ。

 著者はさまざまな企業内健康管理室で、悩みを抱える数多の社会人と向き合ってきた産業カウンセラー。このような無自覚な「マイナスの口癖」が、人間関係にヒビを入れてしまっているケースを多く見てきた。

 では「よけいなひと言」ともいえるこれらは、どう変えれば相手を傷つけず、かつ「好かれるセリフ」になるのか。本書では《挨拶・社交辞令》《断り方》《返事》など15のシーン別に言いかえ例を紹介。冒頭の場合なら前者は「元気だった?」、後者は「久しぶりに連絡をもらえて嬉しい」を提案している。

「読者からは、今まで普通に使ってきた言葉が相手を不快にさせていたと知り驚いた、自分の言葉を見直すきっかけになった、といった声が多く届いています。とくに反響が大きいのは50代~60代の女性。関わらざるを得ないコミュニティが多様で、言葉に敏感な層なのかもしれません」(担当編集者の桑島暁子さん)

2020年8月発売。初版6000部。現在18刷16万2500部(電子含む)

(山田 由佳/週刊文春 2021年3月11日号)

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