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在宅生活で健康体を保つ上で重要な三つのこと

コロナ禍で在宅・テレワーク生活をしている人も日本でも大分増えてきた模様。が、その結果として「コロナ太り」や「おこもり太り」なんて造語ができるくらい体重が増えてしまった人がかなりいるようだ。理由は様々あるようだが、運動量の減少がどうも一番の原因だろう。日本で働いていると、通勤でそれなりの歩数を稼げるので、通勤がなくなったことによってその分の運動量がぽっかりなくなってしまい、それが体重増という形ではね返ってきた方が多いのは理解できる。

ステイホーム生活が始まって1年くらいたち、私はこの1年間一度も会社には行っていない。私は、元々通勤で500歩くらいしか歩かないアメリカ生活を送りながらも、ランニングなどをして健康体を保っていたが、ステイホーム生活のおかげで、体脂肪率は14%から12%台に落ち、ますます健康になった。筋トレの成果で貧弱な上半身にも筋肉がかなりついてきたし、開脚ストレッチで肘もつかないくらいガチガチの体であったが、今は顎が床につくようになり、コロナ禍のおかげでより健康な身体をつくることができている。

増えた体重を「コロナダイエット」に勤しんで減らそうと努力されている方やコロナが沈静化したら体重を元に戻そうと目論んでいる方も多いようであるが、そういう方々の少しでも参考になればと思い、どうやってステイホーム生活でも健康体を保っているのかを共有したい。

1. 目標体重にそった生活習慣を作り上げる

「今62キロの体重を58キロにする」という目標設定から入って、ダイエットに成功した試しが私には一度もない。瞬間最大風速で目標に近付くことはあるが、強烈な引力で元の62キロにいつも吸い寄せられてしまう。体調を崩して定期的に実施していた運動が継続できなくなったとか、出張が入ってリズムが崩れたとか、それこそ在宅生活が始まって運動の機会が減ってしまったとか、人生の至る所に「体重コントロール型」のダイエットを阻む罠が仕掛けられている

何度となく失敗した結果、「体重ではなく生活習慣をコントロールする」、「目標体重にそった生活習慣を作り上げる」というように発想を切り替えたら、体重と体脂肪率の管理が容易になった。体重というのは現在の生活習慣の結果である。短期的に摂生をして体重を減らせば、元の生活様式に戻ってもその体重をキープできると思っている人がいるが、それは間違いだ。それぞれの生活習慣に紐づいた体重があるため、目標体重を実現するために大事なのは、短期のダイエット施策をうつことではなく、自分が継続でき、自分が望む体型にそった生活習慣を作っていくことである。

この発想は在宅勤務下でもあてはまり、私も状況の変化にあわせて細かな調整を重ねている。例えば、在宅生活が始まった当初は散歩などをして、一日の歩数は通常の1万歩よりも多い、1万2千歩くらいを維持していたのに体脂肪率が増えがちになった。会社に行くと会議と会議の合間に会議室を移動するためにちょこちょこ動くが、自宅でテレワークをしているとリモート会議から別のリモート会議に入るだけなので一日座りっぱなしになってしまっていた。まとめてどかっと体を動かすのにプラスして、ちょこちょこ体を動かしたほうが良いように思い、会議の合間に逆立ちをしたり、筋トレや柔軟体操をするようにしたら体脂肪率が元に戻っていった。一日の歩数を8千歩ほどに抑えても、隙間時間に頻繁に体を動かせば、体重を維持できるし、筋トレの効果などで体脂肪率も低く抑えることがわかり、今はそういう生活習慣にしている。体重や体脂肪率を毎日測り、生活習慣を常にチューニングしていくことだ大事だ。

2. 生活習慣をコントロールしやすい在宅生活のメリットを活かす

体重や体脂肪率ではなく、生活習慣をコントロールすることの重要性を述べたが、在宅勤務のメリットはより生活習慣をコントロールしやすいことにある。自分のありたい身体にそった生活習慣を作り、維持するためには、この「コントロール」という考え方がとにかく大事だ。例えば、運動する暇も気力もないくらい仕事が忙しいと、とりうる生活の選択肢が狭まり、コントロールがききにくくなる。また、出張や病気の時も、生活の自由度がせばまるので、コントロールが難しい。常時激務で中々運動の時間がとれないという人は、その忙しさを解消することが細かなダイエット施策をうつよりずっと大事だ。

在宅勤務というのは、よくよく意識してみると、選択肢と自由度を大幅に広げてくれる。会議と会議の合間に逆立ちするとか、空いた10分間で散歩や筋トレをするというのは在宅であるからできることであり、やはりオフィスでおもむろに逆立ちや筋トレをするのは難しい。在宅勤務開始当初は、「きちんとした仕事はきちんとした身なりから」というポリシーに従い、襟付きシャツとスラックスで仕事をしていたが、その格好だと逆立ちはしにくいし、ちょっとできた隙間時間に軽く散歩にいくということも難しいので、最近はランニングシャツとパンツにパーカーをはおるみたいな格好で仕事をして自由度を高めている。

会社にいかなければ、付き合いでランチや飲み会にいく機会も減るので食事をコントロールすることも容易になる。自宅の冷蔵庫にすぐにアクセスできるので、作り置きしているサラダチキンをお昼に食べたり、そこに野菜をちょい足ししたり、プロテインを補給したり、オフィスにいる時と比べて色々な調整がしやすい。

上記の通り、在宅勤務というのは、自分が作り上げていく生活習慣の選択肢を広げ、コントロールをきかせやすい。通勤を通して半強制的に一定以上の運動を意識することなくしていた人は、惰性に流されるとその分の運動量が減るだけなので、テレワーク下の生活スタイルを作り上げようとする意識を持つことが第一歩だろう。

3. 家族と一緒に運動を習慣化する

何かを継続する時に、自分一人でやるのではなく、誰か他の人とやる方が継続率が高くなる、ということは良く言われる話だ。YouTubeで紹介されている10分くらいのエクササイズなどは、2〜3日続けることは容易いが、一人で1年以上続けることは私には至難の技であった。が、家族と一緒なら思った以上に習慣化しやすいことがわかったのは収穫であった。

アメリカの学校に通うわが家の子供たちは全てオンライン授業であり、その運動不足が大きな心配事であった。なので、昼ご飯の前にYouTubeに投稿されている腹筋と開脚ストレッチの動画を二本こなすことにした。細かな調整はしつつも、昨年の3月に在宅生活が始まってから1年間継続できている。きっかけは子供の運動不足解消であったが、この手のちょっとした運動をここまで継続できたことは私自身が今までなかったので、私もその恩恵を受けている。自分以外の人と一緒にやるこの効果に加えて、「子供の手前さぼれない」という意識が私の場合は働いたようだ。

始めた当初は、開脚して前屈するも、肘と床の間に無限の広がりがあり、家族から「お父さん、本気!?」と馬鹿にされていたが、地道に続けることによって、今ではおでこどころか顎まで床につくくらい柔らかくなった。また、腹筋も40秒間で8種類のサーキットトレーニングを1年続けているので、かなり引き締まってきた。在宅生活というのは、家族との時間が増え、何かを継続的に取り組み、良い習慣を作る絶好の機会なので、運動に限らず是非何かに取り組むことを勧めたい。

以上、在宅生活で健康体を保つ上で、私が重要と考え、実施している三つのことを紹介させて頂いた。日米の環境の違いというのは勿論ある(例えば、アメリカには色々な美味いものが手軽に買うことのできる「日本のコンビニ」がない!、とか)が、「体重ではなく、生活習慣をコントロールする」、「理想の体型に紐づいた生活習慣を作り上げる」という原理原則はどこでも変わらないことは最後に強調したい。皆さまがより健康な身体を手に入れるための少しでも参考になれば。

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