埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県について、緊急事態宣言を2週間延長し、3月21日までとすることを決定いたしました。
宣言を発出した1月以降、全国の新規感染者は、8割以上の減少となりました。
入院者や重症者の数も継続して少なくなっています。
医療、介護などの関係者の皆様のご尽力、国民の皆様のご協力に、心より感謝申し上げます。
しかしながら、病床の使用率が高い地域があるなど、依然、厳しさが見られます。
感染者は減少傾向にあるものの、そのスピードは鈍化しています。
人出が増加している地域もあり、いわゆる「リバウンド」の懸念も高まっています。
この2週間は、感染拡大を抑え込むと同時に、状況をさらに慎重に見極めるために必要な期間です。
今、総理大臣の私がなすべきことは、これまでの成果を確実なものにし、リバウンドを阻止し、宣言を解除できるようにすることです。
「緊張感が緩んできている」という意見や「もう限界だ」という声があることも承知しております。
そうした声にも思いを巡らせながら、私自身、もう一段、対策を徹底する決断をいたしました。
国民の皆様には、大変申し訳ない思いですが、皆様の命と暮らしを守るため、安心と賑わいのある生活を取り戻すため、一層のご協力を心からお願いいたします。