
[ワシントン 1日 ロイター] - 米民主党は1兆9000億ドル規模の新型コロナウイルス追加対策法案の議会通過に向け、上院で争点になるとみられる連邦最低賃金引き上げを対策法案に盛り込む計画を撤回したと、関係筋が明らかにした。
下院は27日未明、新型コロナ追加対策法案を可決。同法案には民主党が求める最低時給の引き上げが盛り込まれていた。
しかし関係筋によると、向こう2週間以内での議会通過を目指す中、民主党指導部は週末、最低賃金引き上げに向けた企業へのインセンティブとなる税制措置を盛り込む計画によって、上院での可決は難航するとの見通しから、同案を盛り込まない判断に至ったという。