
[ベルリン 1日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が1日に発表した2月の消費者物価指数(CPI)速報値は、欧州連合(EU)基準(HICP)で前年比1.6%上昇し、市場予想と一致した。1月も同じ幅で上昇していた。
国内基準では前年比1.3%上昇と、前月の1.0%から加速した。
INGのエコノミスト、カーステン・ブジェスキ氏は、エネルギー価格の上昇と経済活動の再開に押し上げられ、インフレ率は年内にドイツで3─4%、ユーロ圏全体で2%を上回る水準に上昇する可能性があると指摘。「欧州中央銀行(ECB)は新たな対応を迫られる」と述べた。