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アメリカで貧困が拡大中という大嘘 - wasting time?

弱肉強食の国。アメリカ。市場原理主義の国。アメリカ。なんちゃって保守を名乗る人からリベラルまでアメリカのことを批判する日本人は多い。まあ、日本だけじゃなくて僕の住んでたイギリスでもヨーロッパでもアメリカは世界の超大国ゆえに批判の対象になりたい。

そのアメリカも経済成長が相当に停滞している。で、アメリカ国内で格差を槍玉に挙げる声が広がっているらしい。アメリカの貧困率はそれほど広がっているのだろうか?

アメリカのブログを徘徊していたらこんなグラフに出くわした。
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It's Hard for People to Believe It When Government Gets It Rightより)

このグラフは青が公式に政府が発表している貧困率の推移だ。たしかに不況下において上昇している。が、各種の給付金や失業保険の延長などを考慮に入れると赤い線になる。実際には貧困率は全く上昇していないようだ。

このことが何を意味するだろうか?

不況下においてはあらゆる過剰が一層される。今までも身の丈に会わない過剰消費をしていた人は支払いが行えなくなるかもしれない。バブルが起こっていた産業で就労していた人々は職を失って貧困層に一時的に落ちていしまうかもしれない。

これらを政府は援助すべきだろうか?まったく助けないというのは政治的には成り立たないだろう。だが、これらが完全に救済されるとすればモラルハザードを招き市場機能を通した適切な配分が機能しなくなるとは容易に想像ができるはずだ。

なんでも救済すればいいってもんじゃない。で、アメリカって言えば弱肉強食・市場原理主義の国。この不景気で弱者はさぞかしひどい目にあっているのだろうと思いきや実際はそうでもないようだ。

結局、どこの国でも過剰福祉が財政と経済成長を圧迫しているという姿は変わらないらしい。にもかかわらず弱者を守れ・再配分を強化しろっていう声は終わることがない。

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