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ワクチン接種 日程の遅れ

新型コロナウイルスのワクチンをめぐって、必要な量のワクチンが確保できず、接種の日程が、遅れています。

当初、医療従事者にまず接種をして、高齢者には3月からと言っていたのが、4月になっていました。

河野担当相は、24日、国内に届くワクチンの量が見通せないなかで、65歳以上の高齢者(約3600万人)の接種開始日程を、4月12日に始める方針を示しました。

ただ、先行接種が始まった医療従事者(約500万人)向けが想定より膨らみ、高齢者は、限定的な形で始めることになりました。

見切り発車的な打ち出しの背景には、4月開始が「公約」化していたことがあった、と報じられています。

しかし、高齢者向けには最初は5万人分のみで、配分の仕方は都道府県にまかせる、とされていますが、線引きをするのは難しそうです。

第一弾の発送分は、人口の多い東京、神奈川、大坂の3都府県は2千人分、他の44道府県には1千人分、とのこと。

26日の週以降、「全国の市区町村にいき渡る数量」に増やし、接種を本格化させたい、と説明されています。

実質的には、5月からということかと思います。

6月中には、高齢者分は配布できる見通し、ということです。

国内で承認を受けた米製薬大手ファイザー製のワクチンについては、「5月中下旬から増産できる見通しだ」と官邸幹部は、話しているそうです。

配布される量と時期がはっきりしないと、場所やワクチンを接種する医療従事者の確保などに、自治体が困ることになります。

EUでは、輸出管理を強化していて、契約したワクチンが順調に入ってくるか心配されています。

ワクチンは、各国で争奪戦になっています。

ワクチン接種が進むのは、一部の先進国に偏っていて、生産拠点が集まる国とほぼ重なることが、世界保健機関(WHO)などの調査でわかりました。

約80ヶ国で接種が進む一方で、100ヶ国以上で始まっていません。

WHOは、「25億人の人口を抱える130ヶ国で1回目の接種が行われていない」「世界需要の少ししか満たせていない」と指摘しています。

接種が遅い国でのウイルス変異が起こる可能性があり、世界経済回復の機会を失う懸念もあり、ワクチンの増産と世界的な分配が急務になっています。

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