
[ワシントン 25日 ロイター] - 世界銀行は、軍事クーデター後のミャンマーからの資金拠出要請には応じない方針を示した。ロイターが把握したミャンマー計画・財務・工業省への書簡で明らかになった。
世銀の広報担当者も書簡内容を確認した。
書簡は22日付で、1日のクーデター前の国内プロジェクトに対するサプライヤーなどへの支払いは実行するとしている。
世銀はミャンマーへの見解にも拠出停止を盛り込み、「事態を注視している」とした。
書簡では、これまで拠出した資金は「世銀と合意した支出」にのみ利用可能と指摘。さらに「現時点でプロジェクト実行に必要ないと判断した資金は返却を求める可能性がある」としている。