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東京市場はトリプル安、米金利上昇で「金融相場」に波乱


[東京 26日 ロイター] - 26日の東京市場では、株安・債券安(金利上昇)・円安のトリプル安となっている。前日の米国市場で、金利が一段と上昇、株価が大幅安になった流れが継続。

市場のリスク選好度が低下する中、これまでの「金融相場」に変調が起きているとの指摘も出ている。

日経平均株価は、一時前日比900円を超える下落となり、2万9200円台まで水準を落とした。新発10年国債利回りは一時0.175%と2016年1月に日銀がマイナス金利の導入を決定して以来の高水準を付けた。ドルは一時106.43円まで上昇し、昨年9月4日以来の高値となった。

ソニーフィナンシャルホールディングスの金融市場調査部シニアエコノミスト、渡辺浩志氏は、金融相場の終局で調整が起きている可能性が高いと指摘。「(業績相場への)端境期で急に金利が上昇し、金融相場が終わりを迎えそうなのに米連邦準備理事会(FRB)は静観の構えを見せ、マーケットにショックが起きているような状況ではないか」との見方を示す。

米10年債利回りは25日の市場で一時1.6%を超え、1年ぶりの高水準を付けた。金利上昇を嫌気し、米株はテクノロジー株を中心に大きく下落。ダウ工業株30種とS&P総合500種は1月下旬以降で最大の下落率を記録した。

アジア時間に入り、米10年債は1.4%台まで低下し、東京市場のトリプル安も一服しているが、「景気回復期待とインフレ懸念を背景に、金利上昇圧力はしばらく続く」(外資系金融機関)との見方が多い。

市場が注目するのは、日米中銀の動きだ。きょう午前10時10分に日銀臨時オペは入らなかったが、三菱UFJモルガン・スタンレー証券のシニアマーケットエコノミスト、六車治美氏は、新発10年債金利が0.2%をつけに行くような状況になれば、日銀が何らかのアクションに出る可能性は残っているとみている。

*内容を追加します。

(伊賀大記 編集:内田慎一)

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