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経費削減はクリスマスにも影響?

クリスマスセールたけなわの北米ですが、今年の様相はややいつもと違う気がするのは私だけでしょうか?

ラジオ、新聞などを通じたセールの宣伝は例年に比べはるかにパワーアップしています。数年前まではクリスマスショッピングは消費者主導型だったと思いますが、いまや、圧倒的な売り方主導。そして目を引く広告に大幅値引きのオファーとなればどんな人でもちょっとは気になるのではないかと思います。

11月のアメリカのクリスマス商戦全般は期待と比べ割と低調だったという報告が上がっているようです。ここで挽回を図るということでしょうか。

さて、私が気になっているのはクリスマス商戦に熱気を帯びる小売業者とは裏腹に街中のクリスマスイルミネーションがなんとなく例年に比べ少ない気がするのです。いわゆるクリスマスという宗教的イベントとしては明らかに盛り上がりに欠けています。

一昔前、バンクーバーの高層ビルの建築現場のタワークレーンはこの時期になると派手なクリスマスイルミネーションを競ってつけていました。私が建築工事に従事していた時も毎年のようにやっていましたが、あれは確かにコストがかかるのです。取り付けるだけで当時で50万円ぐらいだったでしょうか?このところ、その派手なデコレーションはめっきり少なくなりました。

ホテルのロビーでは毎年、クリスマスツリーのデコレーション大会がありますがここ数年、少しずつツリーの数が減っています。多分、法人の参加者が減っているのでしょう。あわせて法人のクリスマスパーティーは大幅に規模縮小、経費削減の動きが見て取れます。おまけに企業側はアルコールを伴うクリスマスパーティーに対して飲酒運転のリスクを伴うのことを嫌っていることもあります。

ご承知のとおり、北米では公共交通機関では動きがとりにくい上にきれいなパーティードレスを着てバスや電車に乗るのも恥ずかしいもので結局パーティーを土曜日に集中させ、ホテルに宿泊するというパタンがここ数年の特徴、今年は会社によっては6-7割の出席者が泊りを伴うようになってきています。

バンクーバーのある大手企業の人と話をしたところ、経費削減という声は根強く、クリスマスパーティーをホテルなど一流のところでやれば一人10000円に宿泊費が10000円となり大変なコストがかかり、とても出せなくなっているとの事です。そういえばバンクーバーがまだ好景気に沸いている2006年ごろ、ある建設会社のパーティーに出席したあとその社長が「パーティーは楽しいがそのあとの請求書を見るといつも浮かれた気分がすっ飛ぶ」と述べていたのが印象的です。

クリスマスをビジネスにつなげられる小売業界とは反対にそれ以外の企業は出来るなら経費削減に努めたいところなのでしょう。そのあたりの微妙な心理が今年のクリスマスにはよく表れている気がいたします。

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