
自民党内でのワクチン接種の議論の様子
「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条に、「日々勉強!結果に責任!」
をモットーとする参議院議員赤池まさあき(比例代表全国区)です。
2月22日(月)、自民党本部において、政調、新型コロナウイルス感染症対策本部・社会保障制度調査会 新型コロナウイルスに関するワクチン対策PT(プロジェクトチーム)の会合が開催されました。議題は、新型コロナワクチンをめぐる現状等についてです。
政府からの説明を受けた上で、私は次のような意見を述べました。
①国民への広報の強化をお願いしたい。特に、ワクチンの種類が、従来の結核や水疱瘡の生ワクチンや、混合や肺炎球菌、子宮頸がんワクチンの不活化ワクチンではなく、まったく新しいmRNAという遺伝情報を使って、病原性を持つウイルスとは切り離されたワクチンであることが、知られていない。その安全性と有効性について、図表で分かりやすく説明をすべく広報の強化を政府にお願いしたい。また、私達自民党国会議員が、有権者に説明できるような資料もほしい。

(出所:厚生労働省)
②ワクチンの接種順位について、政府は①医療関係者、②高齢者、③基礎疾患がある方々、④介護関係者、⑤国民全般ということになっている。前回、地方からの要望として、ワクチン接種会場で業務に従事する市町村の職員や高齢者の輸送に携わる方々には接種をしてほしいというものがあった。また、運輸関係のエッセンシャルワーカーと呼ばれる緊急事態宣言下でも仕事をする方々について、優先接種してほしいという要望が出ている。国際業務に係るエッセンシャルワーカーもいるからだ。ワクチンの供給日程がいまだ見通せない中で、優先接種についても国民の理解を得る必要がある。
③前回も話をしたが、接種主体の地方公共団体への支援強化をお願いしたい。交付金もそうだが、首長からの要望の一つは、ワクチン接種を行う医師や看護師について、地方に裁量がわるわけだが、国がある程度の単価を設定してほしいという意見があった。また、新たなコンピュータの情報システムを導入するとのことだが、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)のようなことがないように万全を期してほしい。
厚生労働省からは、広報の強化はすぐさま実施したいとのことでした。そして、頂いた意見を踏まえて、検討していきたいとのことでした。
引続きコロナ禍対策のため、ワクチン接種の状況についても、政府の取組みを確認しつつ、着実なワクチン接種を国と地方の連携の中で、進めていきたいと思っています。