アメリカで新型コロナウイルスの感染よる死者が22日(月)にも50万人に達するそうです。
バイデン大統領が哀悼の意を示すためにキャンドルを灯す式典に出席するということです。
WSJは、アメリカで21日、新たな感染が5万6000例となり、死者も新たに1200人増えたと報じています。その結果、これまでにコロナで亡くなった人が約49万9000人となり、50万人に迫っているということです。
寒波でワクチン接種の遅れが出たものの、これまでにアメリカ国民の13%が少なくても1回の接種を受けたとのことです。
一方、オーストラリアが22日、ワクチン接種を始めたとも伝えています。
人口2500万のオーストラリアにはファイザーとビオンテックが開発したワクチン14万2000回分が先週届き、今週中に6万人が接種を受けるということです。
オーストラリアは今月16日にアストラゼネカが開発したワクチンも承認していて、近く接種を始める計画で、10月末までに全国民分のワクチンを用意するとしています。
Washington PostはNew case numbers drop to levels not seen since the fall as U.S. death toll nears 500,000(アメリカのコロナ死者が50万人に近づくなか、新規感染者は去年秋以来の少ない水準)の中で、アメリカの新規感染者がワクチン接種や規制強化の影響などにより減少しているものの、死者の数は22日中にも50万人に達する見込みだと報じています。
それでも死者数は減っていて、前の週と比べると30%減少したということです。
バイデン大統領は22日の夕方、50万人の死者に哀悼の意を示すためにキャンドルを灯す式典にハリス副大統領とともに出席するそうです。
New York Timesは、アメリカでコロナ感染にる入院患者が21日現在で5万6159人となり、去年11月7日以来の低水準となったと報じています。
数値が改善している理由として、知り合いがコロナで死亡したのを見てマスクの利用やソーシャル・ディスタンシングが定着したこと、どの対策が有効かという知識が広がったこと、さらにワクチン接種の普及などを紹介しています。
ただし、もう大丈夫だという認識が広がったり、変異株が拡大したりすれば「第4波」も懸念されるとしています。