竹島の位置(出所:内閣官房)
https://www.cas.go.jp/jp/ryodo/ryodo/takeshima-about.html
「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条に、「日々勉強!結果に責任!」
をモットーとする参議院議員赤池まさあき(比例代表全国区)です。
2月22日(月)は、竹島の日です。
同日は、明治38(1905)年に閣議決定が行われ、竹島を島根県隠岐島に所管とする旨を島根県知事が公示した日です。
それから、100年の節目に当たる平成17(2005)年に、島根県議会が、2月22日を「竹島の日」とする議員提案条例を可決しました。その第1条趣旨で、「県民、市町村及び県が一体となって、竹島の領土権の早期確立を目指した運動を推進し 竹島問題についての国民世論の啓発を図るため、竹島の日を定める。」とあります。
島根県議会では、条例制定に至る昭和28(1953)年から竹島の領土権確立、漁業の安全操業確保、大韓民国に拿捕された漁船乗組員の釈放など、国に対し約20にも及ぶ決議、意見書の提出などを行ってき田と言います。また、各都道府県議会の議長で構成される全国都道府県議会議長会においても、昭和25(1977)年から同趣旨で約25回にわたり、国への要望活動が行われてきた経緯があると聞いています。
島根県議会では、国に要望するだけでなく、独自に日韓親善の地道な交流活動を続けてきました。その結果としての竹島の日の条例制定でした。
それに対抗して、韓国の自治体では、「対馬の日」を制定するという暴挙に出ています。
・経緯詳細は https://www.pref.shimane.lg.jp/gikai/ugoki/takesima/takesima.html
●我が国政府の取組み
領土・主権展示館には、竹島にいた巨大二ホンアシカが展示されています。
竹島はアシカ漁が行われており、巨大アシカは漁民に立ち向かってきたことから
リャンコ大王と呼ばれていたと言います。
リャンコ大王のリャンコとは竹島が、嘉永2年(1849年)に仏国捕鯨船リァンクール号により
リァンクール島と命名され、その呼称に基づいてリァンクール島の大王という意味です。
昨年令和2年1月22日に領土・主権展示館で撮影したものです。
国としては、平成24(2012)年第2次安倍政権となって、島根県の竹島の日の式典に担当政務官を派遣するようにはなりましたが、北方領土のように、いまだ大臣出席や国の行事として開催されていません。
広報施設としては、東京都心に「領土・主権展示館」の開設をはじめ国内外への情報発信には努めてはいます。
http://www.cas.go.jp/jp/ryodo/tenjikan/
●教科書への記述や教師の研修の充実
私は、平成18(2006)年教育基本法に「我が国と郷土を愛」するという教育目標を明記するという改正以来、学習指導要領に竹島はじめ領土、主権問題の記述を同志とともに求めてきました。それから15年以上経って、教科書への記載は充実してきています。
そして、教師への研修会も定期的に開催されるようになっています。内閣官房には、専門に担当する領土・主権対策企画調整室も設置されました。
・詳細は https://www.cas.go.jp/jp/ryodo/index.html
●竹島問題等解決促進法の制定を
しかしながら、北方領土問題には、各種活動の根拠法となる「北方領土問題解決促進特別措置法」(昭和57年)がありますが、竹島問題に関する法律はありません。
・法律の条文は https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=357AC1000000085
竹島の問題は、島根県だけでの問題ではなく、まさに国家の問題です。領土議連の同志とともに、竹島問題解決促進に向けた根拠法となる法案を作成すべく、引続き竹島奪還に力を尽くしてまいります。