上手に演奏することよりもピアノを楽しんで
今回、コロナ禍でピアノに初めて触れてみようと思い立った人も多くいただろう。ピアノといえば小学生からの習い事というイメージを持つ人が多いと思うが、大人になってからピアノを始める人もそれなりにいるそうだ。
最近では楽譜が読めず、独学や動画から指で曲を覚えていく人もいるというが、いずれにしても上達するには、それなりの根気と努力が必要だ。楽しみながら継続し、上達していくには、どのような心掛け、練習方法が必要なのだろうか。
西井さんは、「ピアノを手にしてもすぐに上達しないからといって、焦らないでください。好きな曲から練習して、ぜひ楽しみながら続けていってほしいです」と、継続することが大切だとアドバイスした。
練習法について山下さんも、「あまり根詰めず、短時間でも毎日ピアノに触れてみることで、上達していきます。そして、いつか『ストリートピアノ』で弾いてみたいなど、何でもいいので目標を持って取り組むと、一過性のブームで終わらずモチベーションを維持できるのではないかと考えています」と、エールを送った。
ピアノは上手に弾くことだけではなく、音色を聴いたり、楽しんで演奏することが醍醐味といえるだろう。制限の多い生活はまだまだ続いていきそうな状況だが、ピアノの音色で日々を彩ってみるのはいかがだろうか。