
[ロンドン 18日 ロイター] - ロイターの集計によると、世界の新型コロナウイルス新規感染者数が過去1カ月にわたり減少しており、16日は10月中旬以来の低水準になった。
各国政府はロックダウン(都市封鎖)のほか、集会や移動を厳しく制限しており、感染者や死者の減少はこうした措置を受けたものとみられる。
16日の世界の新規感染者は1週間平均で35万1335人となり、1月7日の86万3737人から大幅に減少。死者は1万0957人で、こちらも1月26日時点の1万7649人から減少した。
米国では新規感染者が1日平均7万7883人と、1月8日に記録した過去最多の31%まで減少した。
一方、変異株が世界的に拡大する中、世界保健機関(WHO)の技術責任者、マリア・バンケルコフ氏は「油断するときではない」とし、「再び感染が増加する状況に陥らせてはいけない」と強調した。