「東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長就任が有力になった橋本聖子大臣について、海外のオリンピック専門メディアが過去のセクハラ疑惑について詳しく報じました」(18日テレ朝news 「五輪専門メディアが橋本氏のセクハラ疑惑を詳報」)何故、こうしたとる必要のないリスクをとる判断をしたのだろうか。案の定海外メディアは彼女の過去のセクハラ疑惑を詳しく報じている。
候補者検討委員会は彼女に拘った理由は何だったのだろうか。「毒(セクハラ疑惑)を以て毒(女性蔑視発言)を制する」算段なのだろうか。
「密室」で行われた候補者検討委員会が、不祥事を起こした「政界の父」の後任に「政界の娘」を指名したというのは、公けにされては困る何かがこの組織内に存在することを印象付けるもの。
「娘」の後任もこれまた「政界の父」がかつて率いていた派閥に所属している赤い女性。オリンピックに公正、透明性を求めることは夢また夢の話しのようだ。
彼らが隠したいことは隠せたのかもしれないが、日本がセクハラやパワハラに甘い国であるという実態を世界に露呈することになった。日本はコロナウイルスのワクチンだけでなく、セクハラ防止のワクチンも接種する必要があると思われたら恥ずかしい限り。
国内メディアでは彼女のセクハラ疑惑は「7年前の過去のこと」と軽く扱っているが、「Me Too 運動」を見れば明らかなように海外ではセクハラ、パワハラに時効はない。こうした認識の違いが新たな無用な混乱が起きなければいいが…。