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変化が感じられる

 この日本、このままでは拙いんじゃないの。 何でもできることからしておこうといった自助の動きが、あちこちで感じられる。

 先週の土曜日も、ある信用金庫の研修セミナーでも、それを実感した。 朝の9時から正午までの3時間セミナーだったが、行員の申し込みが講堂の定員200人を軽くオーバーしてしまい、残りは次回あるいは次々回ということになるほど盛況だった。

 当然のことのように、すごい熱意で活発な質問をいただき、3時間のセミナーはあっという間に終わってしまった。 その中で、一番印象的だったのは、最初から女性の積極的な質問が次から次へと続いたこと。 全体の70%以上だった。

 一般的にいって、男性の質問はどちらかというと硬めで、よく勉強しているといった感じを受ける。 一方、女性のそれは生活実感からのものが圧倒的である。 それもあってか、長期投資のベースとなる生活者株主という考えに、納得感が高いのが嬉しい。

 生活者としてなくなっては困ると思う企業を熱く応援していこうよ。 それが自分の今も将来も、そして子どもや孫たちの生活防衛につながるんだぜというと、大きくうなずいてくれる。 

 日々の生活に直結している企業だけではない。 たとえば、原発の問題に関してはいろいろな価値判断があるだろうが、放射性廃棄物を子ども達の代まで残したくはないのは、みな同じ気持ちである。

 だったら、放射性廃棄物とは無縁の電力とはどんなものがあるか、図書館でいろいろ勉強しようよ。 興味の赴くままに調べていると、原発以外の新しい電力供給の開発普及で頑張っている企業が一杯あることが分かる。

 そういった企業と一緒になって、より良い社会を子どもや孫たちのために築いていくのが長期投資なんだよ。 そこへ、応援するという気持を乗せてやれば、株価が大きく売られている時ほど株主になって経営を応援しなければという気になるはず。 つまり、結果的には株を安く買える。

 景気や投資環境が好転してきたり、取り組んでいた開発が実ってきたりすると、株価は大きく跳ね上がる。 そうなれば、にわか応援団がどどっと買い群がってくる。 その辺りから、薄く薄く売り上がっていくことで投資リターンを確保すると同時に、次の暴落局面で再び応援買いするための現金を準備するわけだ。

 この繰り返しで将来に向けての生活防衛ができるし、立派に長期投資のリターンを積み上げていくことができる。 そう説明すると、参加者のうなずきはさらに大きくなる。 こういったセミナーをどんどん続けていくことが、日本経済の活性化につながる。 だから、ますます気合が入ってくる。

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